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UPDATE|2022/07/01

“あざとかわいいパン講師”休井美郷の転機「仕事も恋愛観も180度変わった」

休井美郷 撮影/荻原大志



──大変さがあってもそれに勝るくらい魅力的なお仕事だったんですね。そこから一見繋がりがないように思えるのですが、パン講師になったのはどうしてでしょう?

休井 アイドルを辞めたときに、やりたいことも今まで持っていたものも、何もなくなっちゃったんです。その中で唯一残ったのが、趣味の料理。だから最初はお料理教室の先生になろうと思って、ライセンスを取るために講習に通ったりしているうちにパン作りが楽しくなってしまって(笑)。じゃあパン講師になろう、と。

──パン作りのどういうところに面白さを感じたのでしょうか。

休井 講習に行くまで、私は1回もパンを作ったことがなかったんですよ。でも作っているとストレス発散できるというか、無心になれるんですよね。あと家に帰っても料理をするのに、仕事でも料理か〜と思ったりもして(笑)。だから普段やらないことの方がいいんじゃないかなとパン講師の道を選びました。

──そこでパン屋さんではなくパン講師というのが面白いですよね。教えることに、楽しさがあったんですか?

休井 パン屋さんだと朝早く起きないといけないから(笑)。もちろんそれだけじゃなく人に教える先生になりたいというのがあったし、教室を開いてみんなで作る方が楽しいなと思ったんです。なんか心が幸せになるんですよね。

──もともと教えるのは得意な方ですか?

休井 どうだろう? ライセンス講習で作り方を習っても、教え方は教えてくれないので、自分なりに考えないといけないんです。だからうまくできるかな、ちゃんと伝わるかな、と最初の頃はめっちゃ緊張しました(笑)。教えるのが上手かは分からないですけど、みなさん楽しんで帰ってくれるので、私も楽しいですね。

──パンは食べるのもお好きなんですか?

休井 特にミルクフランスがめっちゃ好きです。もちろんパン屋巡りというか、食べ歩いたりすることもありますよ。今年の誕生日なんかは、ちょうど写真集の撮影も終わって何も気にしなくていい時期だったので、友だちに付き合ってもらって朝からパン屋さん2軒に、2時間ずつ並びました(笑)。

──2時間ずつ並ぶのはなかなかの覚悟ですね(笑)。パン講師として、今後やってみたいことはありますか?

休井 ご時世的に何回かオンラインでレッスンをやっているんですけど、やっぱり難しいところがあって。料理だったら身近なものだから伝わるかもしれないんですけど、初めてのパン作りで、しかもリモートとなると伝わりにくいところがたくさんあるんですよ。なので今後は対面でのレッスンを増やしていきたいなと考えています。

CREDIT

取材・文/東海林その子 撮影/荻原大志


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