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UPDATE|2022/10/06

始まりは父への親孝行、新センター・青海ひな乃に芽生えたSKE48愛「人任せじゃダメなんです」

9月25日(日)に地元名古屋の日本ガイシホールにて開催された「SKE48 14th Anniversary Festival 2022」より(C)2022 Zest, Inc. / AEI


 去年のコンサートで中心に立っていたのは、8期生の野村実代、9期生の青海、10期生の林美澪だった。今年は8期生がいない。リーダーシップをとるのは立場的にも性格的にも青海になる。

青海「私がグループを引っ張りたい気持ちになったのは、去年の新世代コンサートからでした。前に立たせてもらったし、その後、カップリング曲のセンターにもなったし、Team S新公演のセンターも任せていただけました。あれから私は積極的に発言するようになりました。人任せじゃダメなんです」

 言いたくないことも言わなくてはならない。中心に立つ者の宿命だ。青海にはそれができる。今年5月、Team Sの新公演が始まる前のレッスンで、青海はチーム全体に喝を入れた。

青海「その日は『今日は大きな声で歌おう』ってみんなで決めてからレッスンに入りました。みんなで決めたことだから、私は大声を出していた。なのに、後ろから聞こえてくる声は小さい。ムカつきながら踊っていました。レッスン後、我慢できなくてみんなに言っちゃいました。『なんで大きな声出さないの? 話し合った意味ないやん』って。私がそう発言したことでメンバーはぶつかりました。みんな、それまで遠慮して言わなかったことを口にしました。その結果、Team Sの雰囲気は変わりました。遠慮がなくなったんです。誰かが動けば、みんな動いてくれるんだっていうことを知れました」

 シングルでも、チームでも、若手というくくりでも、青海はメンバーに背中を見せる存在になった。SKE48に関する知識は何もなかったが、今ではどっぷりグループに首まで浸かっている。

青海「自分が売れたいとかじゃなくて、私はSKE48をもっと知ってほしいんです。モデルになれる子もいるし、めっちゃ面白い子もいます。逸材だらけなんです。それを広めるきっかけをみんなで作っていきたいです」

 青海は時代の旗手となれるのか。“超世代”宣言をしたその日から連続ドラマは始まっている。

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AUTHOR

犬飼 華


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