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UPDATE|2023/08/18

打ち水に夕涼み…… サザエさんたちが実践する涼み方は令和の時代にそぐわない?

『サザエさん音楽大全』

記録的な猛暑が続く中、8月13日放送のアニメ『サザエさん』では磯野家のみんなが「暑さに打ち勝つ方法」を実践。その様子に視聴者からは「昔ながらの涼のとり方は風流でいいね」と肯定する声があがる一方で、「最近の暑さじゃこんなことしても焼け石に水……」と厳しい意見も多数見られた。一体どんな涼み方を実践していたのだろうか。

【関連写真】1956年に公開された実写版『サザエさん』

作品No.8623「暑さに打ち勝とう」では、あまりの暑さにカツオとワカメがそれぞれジュースとアイスを欲しがるが、ちょうど今切らしているとの返答にガックリ。サザエさんに自分たちで買って来るといいと言われたものの、サザエさんが買い物に行くまで待つと部屋へ戻っていってしまった。

その後買い物へ出たサザエさんは、訪れた八百屋でいいことを思いつく。その日の夕食に並んだのは“トマトときゅうりのサラダ”に“ゴーヤの漬物”。みんなが夏バテ気味と思い、夏野菜たっぷりのサッパリとした献立にしたのだ。そして波平の「色んな知恵を絞って、この暑さに打ち勝たんとな」の言葉で、暑さに勝つための最高の方法を見つけることになった。

まずはワカメ。歩いていると裏のおじいちゃんが打ち水を撒いているところに遭遇し、早速やってみることに。カツオは花沢さんに呼び止められて荷物運びを手伝わされたものの、お礼にとかき氷をご馳走になった。かき氷を食べた瞬間暑さが吹き飛んだそうで、「暑さに打ち勝つにはかき氷が一番だね!」とご満悦。

ほかにもフネさんは麻の夏用着物、ワカメは木綿素材のワンピースと着るものを工夫するなど、それぞれの「暑さに打ち勝つ方法」を実践していた。最後には家族全員揃って縁側で夕涼み。ひぐらしの声を聞きながらの風流な涼み方に、ネットでは「縁側で夕涼みってすごく素敵」「こういう涼み方は風情があっていい」と羨む声があがった。

しかしその一方で、「夕方になっても暑すぎて外に出るとか無理」「打ち水ごときで殺人級の暑さはしのげないんよ……」と昨今の猛暑にはどれも効果がないと訴える人も。体を冷やしてくれる夏野菜を食べたり着るものの素材で少しでも涼しくなろうとする努力は必要だが、この猛暑では躊躇せずクーラーに頼る決断も必要だろう。

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