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UPDATE|2023/09/23

飯豊まりえが語る、俳優業のやりがい「化学反応みたいなものを感じ取れたとき」

飯豊まりえ 撮影/荻原大志

ドラマ『何曜日に生まれたの』で主演を務めるなど、俳優として次々と話題作に出演する一方で、『Oggi』の専属モデルとしても活躍する飯豊まりえ。そんな彼女が8月23日にデビュー15周年記念写真集『かの日』(小学館)を発売した。今回は写真集の撮影エピソードや、これまでの15年の活動を振り返ってもらった。

【写真】デビュー15周年、飯豊まりえ撮りおろしカット【8点】

──『かの日』はデビュー15周年を記念した写真集ですが、そもそも、この世界に入ったきっかけは何だったんですか?

飯豊 通っていたダンススクールにオーディション用紙が貼り出されていて、一緒に通っていた生徒たちが、よくオーディションを受けていたんです。ほかにもスカウトみたいな形で声をかけてもらったこともあって、こういう世界があるんだなと知りました。ただ、当時は今のようにSNSが発達していたわけではなかったので、芸能界に入るにはオーディションしかないな、と挑戦しました。今考えると、ダンスの発表会でさえ震えるぐらいステージに立つのが怖かった緊張しいなのに、よくオーディションに臨めていたなと思います(笑)。

──結果的に2008年の「avex kids×ニコ☆プチ公開モデルオーディション」でグランプリに選ばれて芸能界入りします。

飯豊 親と話し合って、オーディションを受けるのは1年間と決めていて、これが最後のオーディションだったんです。だから、このときに受かっていなかったら、違う道に進んでいたかもしれません。このオーディションを受けたのもたまたまで、ファッションは大好きだったのですが、モデルになりたくて応募した訳ではなかったんです。

──それが『ニコ☆プチ』、『nicola』、『Seventeen』、そして現在の『Oggi』と、様々なファッション誌の専属モデルを務めることになるのだから人生わからないものですね(笑)。どんなときにモデルとしてのやりがいを感じますか?

飯豊 子供の頃に母親が買っていたファッション雑誌を見たときに、「モデルさんって、こんなにかっこいいんだ!」と衝撃を受けて。憧れのモデルさんが出ているページは切り取ってスクラップしていました。どうしてファッション誌に出ているモデルさんに惹かれるのかなと考えたら、個性が際立っていたんですよね。

洋服も素敵に見えるのですが、その人自体が魅力的なんだなと感じました。「このモデルさんって、こんな人なのかな」という背景みたいなものが見えるんです。そういう憧れられる存在に、自分がなれているか分からないですが、自分を世の中に発信して、みなさんがときめくものを作っていけるお仕事に就かせていただいているのは夢みたいで、いまだに不思議な気持ちです。

──現在放送中のドラマ『何曜日に生まれたの』では主演を務めていますが、俳優業としてのやりがいは、どんなときに感じることが多いですか?

飯豊 全ての撮影が終わって、完成した作品がみなさまに届いたときですね。作品を作っている過程も楽しくて好きです。そのときにしか出会えない方々と、そのときの現場でしか起きない化学反応みたいなものを感じ取れたときは、やりがいを感じますね。

──最後に俳優活動、モデル活動、バラエティ出演など、お忙しい中で、お気に入りのオフの過ごし方をお聞かせください。

飯豊 お友達とお菓子を作って、みんなで紅茶を飲みながら食べる昼下がりです。私は果物など食材を買っていくだけで、ほぼ食べる専門なのですが(笑)。先日もお菓子ではないのですが、切ったじゃがいもに、同じ量のバターを乗せただけのシンプルな料理が絶品で。「こんなにカロリーの高いものを食べさせるなんて!」と背徳感を抱きながらも、美味しくいただきました(笑)。

(取材・文/猪口貴裕)

▽飯豊まりえ(いいとよ・まりえ)
1998年1月5日生まれ、千葉県出身。B型。映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』ドラマ『何曜日に生まれたの』に出演するなど女優として活躍しながら、ファッション雑誌『Oggi』(小学館)の専属モデル、『MORE』(集英社)のレギュラーモデルとしても活動している。
X:@marieiitoyo
Instagram:marie_iitoyo
CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/荻原大志


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