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UPDATE|2023/09/29

TikTokのダンス動画で注目、愛来のアイドル人生「グループ初期は心が折れそうに」

愛来 撮影/田中健児

小学生の頃から芸能活動を始め、現在は4人組ガールズグループ「AMEFURASSHI」のメンバーとして活躍する愛来(あいら)。TikTokのダンス動画がバズったことで、Z世代を中心に大きな注目を集めている。だが、ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。愛来にバズった裏側と、これまでのアイドル人生と近況を語ってもらった。

【写真】Z世代から注目、愛来の撮りおろしカット【4点】

──愛来さんの所属するAMEFURASSHIはダンスパフォーマンス力に定評がありますが、昔から愛来さん自身、ダンスは好きだったんですか?

愛来 ちっちゃい頃からアメリカのドラマ『ハイスクール・ミュージカル』が大好きで、下手くそだったけど、お母さんの前で歌ったり踊ったりしていました。

──2011年にスターダストプロモーションに入所し、最初は「みにちあ☆ベアーズ」というグループに加入。そのときから本格的なレッスンは受けていたんですか?

愛来 そこまで本格的なものではなかったです。みにちあ☆ベアーズはチアリーディングをテーマにしたグループだったので、あまり歌わずポンポンを持って軽く踊る程度。当時はリズム感もないし、音程も取れないし、ハモろうとしても不協和音にしてしまっていました(笑)。音楽自体は大好きだったんですけど、歌もダンスも下手でした。

──その後、みにちあ☆ベアーズが2014年3月で解散、同年に「3B junior」(スリービージュニア)の活動が始まります。開始当時のメンバーは26人で年上も多かったですが、すぐに打ち解けることはできましたか?

愛来 もともとひどい人見知りで、すぐに誰かと仲良くなれるタイプではなかったので、なかなか打ち解けられませんでした。ステージのポジションも、年上のメンバーが真ん中にいて、私は端っこの一番後ろという立ち位置だったのもあって、年上メンバーは遠い存在でした。

──歌とダンスに力を入れるようになったのは、3B juniorの活動が始まってからですか?

愛来 そうですね。歌は2017年から『清塚信也のガチンコ3B junior』という音楽番組が始まって、作詞や作曲にも挑戦して、どんどん歌うのが楽しくなり、練習にも力を入れるようになりました。ダンスはあーりん(佐々木彩夏)のバックダンサーをやらせていただいたのがきっかけで楽しさを知って、練習すればするほど分かりやすく上達するので、その過程が楽しくて好きになりました。

──3B juniorの活動後半は愛来さんがセンターポジションになります。

愛来 3B juniorから「ロッカジャポニカ」と「はちみつロケット」というグループが生まれたとき、選ばれなくて悔しい、このまま続けていて意味があるのかなという葛藤もありました。ただ、メンバーが抜けた分、前のポジションに立てるようになって、1曲丸ごとマイクを持てるようになって……どんどんステップアップして、最後は「3B juniorのセンター」と言ってもらえるようになりました。

もちろんそれ自体はめちゃくちゃうれしかったんですけど、あくまでも通過点という気持ちもあり、「ここで満足しちゃいけない、もっと頑張らなきゃ!」と闘争心も芽生えていました。

CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/田中健児


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