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UPDATE|2023/10/13

コスプレイヤー・紗愛、アイドルへの憧れと葛藤「オーディションを受けるなんて恐れ多かった」

紗愛 撮影/荻原大志

コスプレイヤーとして35万人を超えるXフォロワーを誇る紗愛(すずな)。期間限定自己プロデュースアイドル「Couleur Clarity(クルールクラリティ)」を牽引するなど型にクリエイティブに活動する彼女が、10月13日(金)に限界露出に挑戦した1st写真集『最初で最後だよ』(KADOKAWA)を発売する。今回はアイドルグループについてを中心に話を聞いた。

【写真】1st写真集を発売した紗愛の撮りおろしカット【10点】

コスプレイヤーとしての活動のほか、雑誌グラビアやドラマなどにも活躍の場を広げている紗愛だが、その中でもアイドル活動は若い頃からの悲願だったという。

「私は福岡出身なんですけど、HKT48さんの劇場に通うようなアイドルオタクだったんですよ。だけど憧れが強すぎて、自分でオーディションを受けるなんて恐れ多いと考えていました。『アイドルになりたい』なんて親に言う勇気もなかったですし……。

コスプレイヤーを始めたのは完全に趣味みたいなもの。だからこそビビることなく人前に立てたんだと思う。でもありがたいことに、私のことを応援してくださる方も増えたので、小さい頃からの夢であるアイドルをやることにしたんです」

Couleur Clarityはオーディションでメンバーが決まったわけではない。紗愛が撮影会やイベントなどで知り合ったコスプレイヤー仲間に声を掛け、グループ結成に漕ぎつけたのだ。コスプレイヤーの中には紗愛と同様に歌やダンスが好きな者も珍しくはなく、二つ返事で「ぜひやらせてほしい!」と飛びつくケースが多かったそうだ。

だが、すべてを自分たちで作り上げるには、途方もない仕事が待ち受けていた。

「軽い気持ちで始めたのはいいけど、アイドル運営ってこんなに大変なのかと愕然としました(笑)。楽曲やMVの制作、グループのコンセプト決定、衣装の方向性……。そもそも最初の予算集めから、すべて自分たちでやりましたからね。アイドルグループを始めるということは内緒にしつつ、メンバーだけで自主的に撮影会も行いました。クラウドファンディングでみなさまの力もお借りしましたしね。メンバーのスケジュール調整も大変なんですよ。忙しい子も多いし、普通に会社員として働いている子もいますから」

CREDIT

取材・文/小野田衛 撮影/荻原大志


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