──3月発売のAKB 48のシングルでは選抜メンバーですね。下尾 メンバーの発表は、呼ばれなかったらどうしようと思いながら待っていました。選抜に残った経験も落ちた経験もあるので、今回はどっちなんだろうって。前作の『アイドルなんかじゃなかったら』で選抜復帰したとき、達成感が満ち溢れすぎてしまったので、どうなるか読めなかったです。
──MV撮影は終わりましたよね。下尾 はい。ゆきりん(柏木由紀)さんの卒業シングルなので、当然ゆきりんさんが主役でした。ダンスはめっちゃ難しいです。みんなで「腰が痛い……」って言いながら撮りました。難しいけど、上品さもあります。
──柏木さんはどんな様子でした?下尾 寒くて大変な思いをした撮影だったんですけど、ゆきりんさんが一番元気でした。「みんなかわいいよ!」「あとちょっとで終わるよ!」とか盛り上げてくださって。撮影前には、「今回のロケは寒くなるし、ダンスも難しいから過酷になると思います。ごめんなさい。でも、頑張りましょう!」というメッセージをくださって、メンバーのケアをしてくださいました。メンバーの前では「寒い」とは一言も言わず、引っ張ってくださいました。
──そんな柏木さんの卒業が迫ってきました。下尾 ゆきりんさんとはランジェリーのアンバサダーでも選抜でもご一緒でした。ちゃんと関わるようになってからは5、6年ですけど、テレビで見ていた方なのに、こんなに話しやすい方なんだって驚きました。そんな方がいなくなってしまうのは寂しいです。
──MV撮影には本田仁美さんもいなかったわけですよね。下尾 そうでした。いざ踊るとなったときに、「あれ、いない……」ってなりました。いつもはひぃちゃん(本田)が振り付けについて細かく指示してくれていたので、私が言わないとって思って。頑張って声をかけるようにしました。でも、私だけじゃなくて、みんなが「この振りはこうじゃないかな」とか言うようになって。みんなが“本田警察”になった気がします(笑)。
──17期生、18期生も多く選抜に入っていますよね。下尾 話しかけやすい先輩でいようと心掛けています。水島美結ちゃんは、ゆきりんさんと私を憧れの先輩に挙げていて、慕ってくれています。デビューして1、2年で選抜入りって、私より優秀なんですけど(笑)。
──そして、3月には総監督が向井地美音さんから倉野尾成美さんに交代します。下尾 実は、みーおん(向井地)さんに、「次の総監督、なる(倉野尾)がいいと思ってるんだよね」と聞いたことがあったんです。私がなると仲がいいのを知ってのことだと思います。そうなるのかなと思いながら、なるの行動を見ていたら、メンバーとコミュニケーションをよくとるようになったなと変化を感じていました。それに、みーおんさんがどう動いているかを観察しているような気もしました。ただ、なる本人には確認しませんでした。核心を突くのもアレかなと思って。
──今後、個人として実現させたいことはありますか?下尾 海外でお仕事してみたいけど、これといって決まったものはありません。でも、待ってくれているファンの方もいるので、海外は好きです。
とりあえずは一番好きなことを見つけたいです。今までいろいろなお仕事をさせていただいたけど、全部が楽しくて。そのなかでも今後も継続してやっていきたいと思えるものを見つけられたらうれしいです。そうしたら、一歩前進できる気がしています。
──一番好きな物はパンじゃないですか?下尾 そうですね。パン活もしているので。よかったらYouTubeを見てください(笑)。
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