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UPDATE|2024/04/12

絶対にハズせない...木村拓哉周年記念、山下智久民放復帰、広瀬アリス月9、勝負の春ドラマ

4月24日にスタートする山下智久主演の『ブルーモーメント』(フジ系)公式サイトより

4月に入り2024年春ドラマが順次スタートとなっているが、それぞれの勝負がかかった注目の春ドラマ3本を紹介したい。

【画像】4月8日にスタートした広瀬アリス主演の『366日』

1本目は、4月8日に初回放送があった広瀬アリス主演の『366日』(フジテレビ系。以下、ネタバレを含む)。人気バンド・HYのヒット曲「366日」の世界観に着想を得たオリジナルラブストーリーだ。

フジ系伝統枠である月9は、2023年の『真夏のシンデレラ』以降、3期連続で全話の平均視聴率が世帯5%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下/同)。スポンサーが重視するコア層(13~49歳男女)の視聴率も2%台を多く記録するなど苦戦してきた。

前作の『君が心をくれたから』は、主人公が想い人の命を救うために、自らの五感を差し出すという週初めには重すぎる内容だった。それもまさかのバッドエンドで、賛否が分かれた。

そんな前作からバトンを受け取った『366日』だが、初回平均視聴率は世帯が7.2%、個人が4.1%で、『真夏のシンデレラ』をやや上回り、前作とほぼ同水準のスタートとなった。

広瀬演じる雪平明日香は、高校時代の想い人で眞栄田郷敦演じる水野遥斗と再会し、12年越しに交際することになった。だが、初デートの待ち合わせ直前に、水野は事故で意識不明の重体になってしまう。

前作から続く重い展開に、月9の王道ラブストーリーを期待していたネット上の視聴者からは動揺の声も見受けられる。

ただ、HYの「366日」は、そもそも叶わぬ願いを込めた悲恋の歌だ。

また、雪平と水野が交際に至るまでの微妙なすれ違いは丁寧に描かれていた。眞栄田の力が入りすぎていないナチュラルな芝居や、広瀬の想いが通じ合った喜びを嚙みしめる可愛らしさも相まって、この1年の月9の中では、最も心の機微が繊細に描かれていたように思う。

ゴールデン帯連続ドラマ初主演ながら、番宣で座長の貫禄を見せていた広瀬。悲劇から始まったこの物語を盛り立てていくことは出来るか。

2本目は、4月24日にスタートする山下智久主演の『ブルーモーメント』(フジ系)。山下は、”ハルカン”の愛称で報道番組のお天気コーナーに出演する、気象庁気象研究所の研究官・晴原柑九朗を演じる。

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