FOLLOW US

UPDATE|2024/05/18

東京ドーム直前…櫻坂46 田村保乃、常識を覆すギャップと多面性で切り拓くアイドルの新たな地平

田村保乃 1st写真集『一歩目』(小学館)



田村はグループの“宣伝隊長”でもある。前述のように数多くのバラエティ・情報番組に出演するだけでなく、多忙を極めるエース格メンバーでありながら、ブログの更新頻度は高く、有料メッセージアプリのトークでもファンへのサービスと告知が懇切丁寧。3周年ライブのBlu-ray・DVD『3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE at ZOZO MARINE STADIUM』発売記念で、結果的に9thシングル発売発表の場となった5月13日の櫻坂46YouTubeプレミア配信を前にも、小まめにブログやトークで宣伝。自身の個人仕事だけでなくグループ仕事も含め、痒い所に手が届く田村の宣伝能力は、グループ人気にも一役買っているのではないか。

田村はその美貌や人気に奢ることなく、努力を惜しまない“全力の人”でもある。冠番組で自ら命名したように、人々に元気や勇気を与える“アイドル界のマザー・テレサ”こと“ホノー・タムラ”として、ファンとのオンライン、対面イベントでも全力対応。常に長蛇の列で、男性アイドルファンだけでなく多方面から流入してきた女性ファンも極めて多い。

3月に敢行されたアリーナツアーのMCや雑誌『blt graph.vol.101』のインタビューなどでも、“辛い時期をバネにしたことはない”“毎回全力で、全てが楽しかった”という趣旨を語っている。2022年末のNHK紅白落選など、グループとして厳しい時期もあったが、常に前向きに高みを目指し、一つ一つの活動を楽しんでいてくれた。その言葉で、ずっと応援してきたファンは報われる思いなのではないだろうか。

こうした田村のギャップや多面性は、彼女自身の魅力であるだけでなく、グループ全体も活気づけている。東京ドーム公演や9thシングル発売も間近に控えているが、田村が屋台骨となりグループの躍進を支えていくだろう。

【あわせて読む】櫻坂46・田村保乃、”新時代の好感度メイク"を大研究「アイドルの自分と違う一面を発見できた」

RECOMMENDED おすすめの記事