FOLLOW US

UPDATE|2024/07/05

高本彩花の卒業セレモニーに日向坂46全メンバー「すべての出逢いが私に大きな力をくれました」

『11th Single ひなた坂46 LIVE』より カメラマン:上山陽介


続く「男友達だから」を歌ったのは、一期生と二期生でありながらプライベートで沖縄旅行に行くほど仲の良い高本彩花と濱岸ひより。これで最後となるふたりでのパフォーマンスに、ともに涙を流しながら抱き合う姿を見せた。最後は髙橋未来虹が「わずかな光」を独唱。歌唱力に定評のある髙橋が、気持ちの入った歌声で会場を引き込んだ。

再びMCに入ると、先程四期生たちと一緒に「割れないシャボン玉」をパフォーマンスした一期生の高瀬愛奈が、「私自身もすごい懐かしい気持ちになりました」と語った。この曲と「夏色のミュール」の衣装は、すべて発表当時のメンバーが着ていたもので、四期生たちは「ほんっとにかわいい」と興奮していた。

ここからは、アップテンポの「アゲ曲」が続く。高橋未来虹のソロダンスから始まるダンストラックを挟んでから「My fans」。最年少ながらダンスに定評のある渡辺莉奈が、センターとして堂々たるパフォーマンスを見せた。続いてはバトルアニメを思わせるハイテンションな楽曲「Dash&Rush」。センターの森本茉莉が、間奏でダイナミックなソロダンスを見せる。

次はソウル風のダンス曲「愛はこっちのものだ」。バレエ経験者の濱岸ひよりが、長い手足を存分にいかしてノリノリでセンターを務めた。そして小西夏菜実センターの「恋した魚は空を飛ぶ」。現在は二期生7人で歌っている曲だが、小西のスキのない表情と、12人での大迫力のパフォーマンスで会場を熱くした。

ここでVTRが流れる。4月にこのひなた坂46ライブが発表された際、森本茉莉が涙ながらに語った「やってやるぞ!って気持ちで頑張ります」という言葉や、各メンバーのこのライブにかける気持ちが紹介される。そして高橋未来虹が、全員を代表してステージ上でスピーチした。

「本日はライブにお越しいただき、そして配信でご覧いたいだき、本当にありがとうございました。リハーサルから今日を迎えるまでの、忙しなくもあり、愛おしい日々がだんだん終わりに近づいているんだなぁと実感して、今は少し寂しさすら感じています。

今日は少しだけ、私のお話をさせてください。周りの人に、私に足りないものはなんだろうって訊いた時に、自信が足りないって言われることが多くありました。このライブでは、そんな自身のない自分から脱却したくて、これまで頑張ってきました。そして、そんなタイミングで、ひなた坂46のセンター、そして単独ライブの座長に選んでいただき、今の私にとっては、大きすぎる試練だなと思うと同時に、自分が何か変われる大きなきっかけでもあると確信しました。

ファンのみなさんはもちろん、スタッフのみなさん、そしてメンバーのみんなに、たくさんたくさん支えていただいて、私は今日、自信を持ってステージに立つことができました。今作、自分に与えられた役割をまっとうできたかは、たぶん、このライブが終わってから分かると思っています。でもひとつ、確かに言えるのは、ひなた坂46の初のセンターに立てて、すごく楽しかったなぁということです。

このライブがひなた坂46の未来につながること、そして、ひなた坂46がさらに坂を上り続けていくことを、私は心から願っています。これからも、どうぞ、日向坂46の応援をよろしくお願いします」

本編最後は、「錆つかない剣を持て!」。11thシングルに収録されたひなた坂46の楽曲で、彼女たちの新しい門出を応援するような一曲だ。センターを務める高橋未来虹が、模造刀を使って高度な殺陣を披露したのに続き、中華風の衣装に身を包んだメンバーたちが本気のパフォーマンスを披露した。サビでは、メンバーの歌唱に合わせて「Hey!」という大コールが起きていた。

ここで本編が終了。「ひらがな!」という声の混じるアンコールを受け、ステージに登場したのは、ペールピンクのドレスに身を包んだ高本彩花だった。ここから、高本の卒業セレモニーが始まる。高本は、用意してきた手紙を読み上げた。

RECOMMENDED おすすめの記事