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UPDATE|2024/08/11

コスプレからグラビアへ…尊みを感じて桜井の戸惑い「声にならない声が出るぐらい恥ずかしかった」

尊みを感じて桜井 撮影/荻原大志



──具体的な数は出ていませんが、相当購入しているとわかりました(笑)。フィギュアのどういった部分に魅力を感じていますか?

桜井 まず、フィギュアは劣化しないんです。保存状態によって色あせしたり、素材が朽ちたりしますが……可愛い子が永久に美しい姿そのままでいてくれる。それでいて、見続けても怒られない。「うわあ、エッチやなあ」と囁いても、誰の害にもならない! もう最高!! 私、女体フェチなんですよね。

──女体フェチ?

桜井 くびれがあって、お尻があって、胸がある……一見、ただの形が集まっただけなのに、その全てが集まるだけでなんと美しいものになるのか!? もちろんパーツごとも素晴らしいですよ。脚を例に出しますが、世間的にはスラッと真っすぐな脚が美しいとされてはいるものの、私にとって脚はX脚、内またでふくらはぎが大きくなっている脚、それぞれにものすごく美しさを感じていて。スレンダー、ぽっちゃり、ロリ……一つひとつに造形美が宿っているんです。

そのありとあらゆる女体の美しさが、フィギュアでは様々なキャラや形で再現されているんです。今はK-POPのアイドルさんが女の子としての憧れの対象ですが、私にとっては美少女フィギュアが推し、憧れの存在なんです。フィギュアってなんであんなに良い物なのでしょうか? フィギュアがあるところだけ空気がキレイな気がする!

──媒体によって桜井さんの体型は「“リアル美少女フィギュア”なプロポーション」と表現されていますが、まさに桜井さんが目指すところは美少女フィギュアだと?

桜井 いやあ、その褒め言葉は嬉しくもありつつ、「私なんかが……全然ですよ」と思っちゃいます(苦笑)。

──これだけのフィギュア愛、いつか桜井さんはフィギュア業界での本格的なお仕事が待っていそうですね。

桜井 そうであったらいいですね。いつか、自分が好きなフィギュアと、自分が今までしてきた「コスプレ」を繋げていきたらいいなと思っていて。やはり、フィギュアとコスプレって近しいようで実は遠くて。例えば「ワンダーフェスティバル」という模型・フィギュアのイベントがあって。場内ではコスプレが可能なのですが、レイヤーの中にはフィギュアそのものに興味なく、ただただコスプレだけやりに来る子が結構いるんです。その度に私は「わかっていないなあ」と思っちゃうんです。

SNSに写真を上げることも大事ですが、一度でいいからフィギュアを見てみなさい! あなたの魅せ方のモデルになる子たちが目の前にいるぞ! 少しで良いから興味をもってくれれば、間違いなく世界が広がるから!と声を大にして言いたい。特にコスプレを始めた立ての子こそフィギュアを見てほしい。体型やポーズ、コスプレイヤーのやりたいことの答えがフィギュアに全てが詰まっているんです。

いつか、このコスプレとフィギュアの双方の魅力を合わせた“何か”を展開して、面白さや魅力を多くの人に浸透させていきたい……というより、本格的に動こうと思っています。この先、フィギュアとコスプレ界に波を立てるつもりですので、期待してください(笑)。

(取材・文/田口俊輔)
AUTHOR

田口 俊輔

CREDIT

取材・文/田口俊輔 撮影/荻原大志


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