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UPDATE|2024/10/04

【青春のCM美女に聞く】遠山景織子(南アルプスの天然水)「街で『天然水だ!』と声をかけられて」

遠山景織子

サントリー「南アルプスの天然水」の初代CMガールを務めたのは遠山景織子。雄大かつ静謐な大自然の中で、透明感あふれる彼女の存在感は際立っていた。1992年当時の思い出を本人に聞いた。

【関連写真】『不適切にもほどがある!』第8話に出演した遠山景織子

ーーCMが放送された92年、17歳当時のことを覚えている?

遠山 ロケ地は山梨県で富士山のすぐそばでした。2月の撮影で、とにかく寒かったのを覚えています。極寒の中でお水を飲むのは大変で、今でもあの時の絵コンテを持っています。

ーー現場の雰囲気は?

遠山 共演した東海大野球部の人たちとお話ししたり、スタッフも交えてポラロイド写真を撮ったり、和気あいあいでした。

ーーCMで印象に残っているシーンは?

遠山 とにかく山道をたくさん走りました。冷蔵庫の扉をお尻でバーンと閉めるシーンでは、年頃の純な気持ちを誤魔化すような茶目っ気が出せたかなと。あれは現場のみんなでイメージを作って挑みました。

ーーCMでは男子学生との淡い恋が描かれている。余談ですが、当時、プライベートでは?

遠山 中学生の時、好きな男の子とお手紙交換をしていました。紙を四つ折りにして、それを相手に渡すみたいな。ラブレターみたいなものだったのかな。直接言えないことをノートに書いて渡して、一緒には帰るけど手はつながないみたいな。すごくピュアでしたよ(笑)。

ーー話を戻して、CMの反響は?

遠山 街で「あっ、天然水だ!」って声をかけられました。電車で吊り革につかまっていたら、前に座っている人に「天然水っ!」と言われたことも(笑)。照れくさいので、笑うしかなかったですけど。

ーーCM出演してから自分の中での変化は?

遠山 感情を出すのが難しかったのですが、テイクを重ねていくうちにリラックスできるようになった。でも自分自身が求めるものもどんどん大きくなって、すんなりいかない。その葛藤もいいなと思って、あのCMがきっかけで女優を目指すことになりました。

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