──学生時代はどんなスタイルだったんですか?
火将 それがあんまり学校に行っていなくて……(笑)。もう勉強がとにかく嫌いで! 特に算数と数学。今でも数字を見ると頭痛がします。だから勉強しなくてもいい日、始業式、終業式、体育祭とかは参加していましたね。
──よく卒業できましたね(笑)。小さい頃から勉強は嫌いだったんですか?
火将 もう保育園とかそのぐらいから嫌いだと思います(笑)。体を動かすのも好きじゃなくて、外で遊ぶでもなく、部屋の中で絵を描いているような子供でした。衣装を作るときも数字は使わず感覚で、「こっからここまで切ればいいかな」って始めますね。
──そんな子供の頃の夢は何だったんですか?
火将 夢はいっぱいありました! 漫画家、ケーキ屋さん、パン屋さん、お花屋さん……。体験学習みたいなときに一通りやって、最終的にコスプレイヤーに行きつきました。
──コスプレイヤーになってからも、事務所を立ち上げたりメイドカフェを経営したりしていらっしゃいますよね。
火将 そうですね。コスプレイヤーの地位向上を考えているうちに行きついた答えですね。コスプレイヤーの中にはドタキャンや遅刻などをする子もいて、クライアントさんにコスプレイヤー全体の印象があまりよくなくて。だからちゃんとしている子たちのために、使命感にかられて会社立ち上げに至りました。基本的な経営の部分は大人の方に任せつつ、コスプレイヤーの子たちが入りやすいように私が社長として立って、知名度を上げていこうと思っています。