──高評価とそうじゃない評価の割合は?小嶋 7:3くらいでした。ちゃんと私がグループと向き合おうとしているんだという姿をYouTubeを通じて届いた方も大勢いらっしゃいました。それはグループにとってプラスだったかなと思います。
──キャプテンは何かあると矢面に立たされます。「キャプテンは何をしているんだ」という声は届いていましたか?小嶋 ありました。SNSで自分の気持ちを発信してはいましたけど、それでも「何をしてるんだ」という声が止むことはありませんでした。でも、動画だと自分が何をしているかを、それなりの説得力を持って届けられるのかなと思います。その点、気は楽になりました。
──キャプテン業の裏側をどの程度明らかにするのか、つまり透明性をどれだけ持たせるのかということについては当然日頃から考えていると思います。小嶋 それは常に悩んでいることです。ファンの方からすると、それは見たくないものだったりするので。私もファンだったから、そういう考え方は理解できます。もちろん今だってアイドルとしてきれいな姿を届けたいと思っています。ただ、それだけではNMB48じゃないと思っています。他のアイドルにはない泥臭さがNMB48の良さだと思っているので。新しい試みに挑戦したことで起きる批判から逃げていては、グループは変わらないですし、自分自身を変えられないですから。
──痛みを伴う構造改革ですね。ちなみに、AKB48のドキュメンタリー映画ってファン時代に観ましたか?小嶋 はい。ステージからハケたら、こんなに過呼吸になっちゃうんだと衝撃を受けました。でも、裏側を知れるのは嬉しかったですし、もっと応援しようと思いました。自分もそんなふうに、より応援してもらうための動画を上げていきたいです。
【後編はこちら】NMB48小嶋花梨が語る異色YouTube、批判されても新たな挑戦を「他のグループとも積極的に絡みたい」