──なるほど(笑)。そこから本格的にグラビアデビューするきっかけは何だったんですか?
水咲 2年ぐらいの空白期間を経て、新しい事務所に所属したんですが、なかなかグラビアのお仕事は決まらなかったんです。ただ、事務所に所属して1年はただ無駄に過ごしていたわけではなく、育乳に励んだんです。私の場合、ダンスをしていたから腹筋も割れていて、けっこう引き締まった体型だったんですが、これだとグラビアっぽくないなと思って。エステに通って、家でもマッサージをして、バストが大きくなると言われる食べ物は片っ端から食べて、太ったり痩せたりを繰り返して、ベストな体型を探りました。個人的にはグラビアでは白くて肉付きのいい体型が理想だと思っていて、地黒なんですけど美白に努めて、日焼け対策もしっかりして、外出するときは日傘をさして、だいぶ白くなりましたね。
──その効果はどうだったんですか。
水咲 高校時代はEカップで、前の事務所に入ったときがFカップ、今はHカップあるので、かなり効果はありました。サイズも100センチを超えました。そんなときに「『サンスポGoGoクイーン』を受けてみる?」って言われて、ようやくチャンスが来たなと思ってエントリーしたんです。
──結果、見事ベストスマイル賞を受賞しました。
水咲 いざエントリーしてみたら、すでにグラビアで活躍している方たちばかりで……。オーディション期間は半年で、その間にやった配信と撮影会の投票で決まるのでまったく自信はなかったですね。
──ほぼグラビア経験がないのにすごいですね。期間中に戦略みたいなものはあったんですか?
水咲 まったくなかったです。配信にしても、毎日順位を見ていると、みんな強くて、半分諦めていたところもあったんです。もちろんグランプリ争いには遠かったですけど、ずーっと私が笑っていたので特別賞をいただけたんだと思います。
──それからDVDを3本発売して、昨年には事務所を移籍されたそうですが、順調に雑誌のグラビアも飾っていますよね。
水咲 移籍して最初のお仕事が『FLASH』さんで、『FRIDAY』さん、『ヤングアニマル』さんでも撮っていただきました。そもそも雑誌のグラビア自体が初めての経験で、どれも楽しかったです。
──『FLASH』は西條彰仁さん、『FRIDAY』は渡辺達生さんというグラビア界を代表するカメラマンが撮影されたとお聞きしました。
水咲 はい、本当に恐れ多いです……。
──『FLASH』と『FRIDAY』は編集部に挨拶に行ったら、その場でグラビアが決まったとか。
水咲 そうなんです。顔見せに連れて行ってもらったら、「撮りましょう」って言われて、「え!?いいの?」って驚きました。それから撮影までが、あっという間でしたね。
──ネット上で「石原さとみさん似の美女」と言われていることはご存知ですか?
水咲 雑誌に掲載される際もそのキャッチコピーをつけていただくこともあるんですが、それも本当に恐れ多いです……。