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UPDATE|2022/04/13

「演技もグラビアに通じる」鈴木ふみ奈が『特捜9』出演で得た“気づき”

鈴木ふみ奈 撮影/土屋恵介



──リフレッシュされた鈴木さんですが、テレビ朝日系で毎週水曜夜9時から放送されている人気ドラマ『特捜9 season5』の第2話(4月13日放送)にゲスト出演されますね。

鈴木 そうなんです。昨年ぐらいから演技のお仕事にも積極的にアプローチをしていて、そうした中で決まったお仕事なんです。私は遠野紗里という女性を演じます。いい役をいただけてすごくうれしい一方で、大事な役どころなのでしっかりやらなきゃというプレッシャーみたいなものも感じましたね。

──ぶっちゃけ、かなり大きなお仕事ですよね。

鈴木 正直、最初は怖気づきました(笑)。これはヤバいぞと思って、女優の水崎綾女さんに相談に乗ってもらったんです。綾女さんが「何よりも自分が現場を楽しむことが大事だよ」とアドバイスをくださって、自分の中でその言葉を一番重視しました。できないとか恥ずかしいとかの気持ちは置いといて、今の自分ができることをやろうって気持ちで現場に挑んだんです。

──では、出演しての手応えを聞かせてください。

鈴木 緊張もありましたけど、自分なりに準備をして、綾女さんに言ってもらえた「現場を楽しむこと」ができたのかなと思います。緊張して何もできなかったというよりも、プレッシャーの中で楽しめて、終わったあとの達成感がすごくありました。

──グラビアでの表現と演技での表現の違いを、鈴木さんはどう捉えていますか?

鈴木 確かに違うところもあります。ただ、今回ドラマに出演する過程で、演技もグラビアに通じているなって思うことも多かったんですよ。例えば綾女さんのグラビアって、グラドルとはまた違う、もっと深い感情を追求しているようなグラビアなんです。それはたぶん綾女さんが演技をされているからだと思うんですよ。結果的に演技もグラビアに通じるし、グラビアで培った色気を出す方法や見せ方も、お芝居の方に影響はある。全く一緒ではないですけど、お互い使えるものがあると学べたし、私もこれからそういう深みのあるグラビアを目指したいなと思いました。

──表現者として成長できたと。そんな鈴木さんですが、このあと舞台に出演されますね。

鈴木 私、舞台と2.5次元ってものにこれまで苦手意識があったんです。なおかつ、今作では妹でメガネキャラっていう、今まで私に求められたことがない役どころで(笑)。すごくいい舞台だなと思いながらも挑戦するのに勇気がいって、ギリギリまで悩んだんです。でも、グラビアもやりつつ女優としてもやっていきたいって思っているなら、そんなこと言うのプロじゃないなって気づいて。稽古をしながら自分の技量の無さを痛感するんですけど、でもこのお仕事を受けてよかったなって心から思っています。

──なるほど。これからは鈴木さんのグラビアはもちろん、演技での活躍も期待しています!

鈴木 ありがとうございます!こうしていろんなことに挑戦しているのも、昨年7月に出した写真集が私の中でとても大きかったんです。飛躍するという意味のタイトルでしたが、これまでと違う自分を見せたいって気持ちが込められた作品だったので、言葉に負けないように、自分もしっかり飛躍していこうって気持ちが強くなって。そして今、ショートカット、ドラマ、舞台出演と続いているんです。

(取材・文/土屋恵介)

▽鈴木ふみ奈(すずき・ふみな)
1990年7月5日生まれ、埼玉県出身。B96・W60・H93。グラビアアイドルとして第一線を走り続ける一方で、ドラマや映画など女優としても活躍している。
Twitter:@suzukifumina
Instagram:fuminasuzuki
CREDIT

取材・文・撮影/土屋恵介


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