そして、28thシングル(21年9月)で選抜入りを逃したあたりから「悔しさ」も表に出すようになる。
「思ってることがあっても心の中にしまっていたので、乃木坂ファンの方も私の中身を知らない人が多いと思うんです。『表に出さなきゃ届かないんだ』と反省して、最近は意識して伝えるようになりました」(『月刊エンタメ』21年11月号)
ファンの後押しもあり、柴田は今年3月23日にリリースされた29thシングルで選抜に入ることができた。だが、29thシングルでの卒業を発表した北野は選抜にもアンダーにも入らないことを選んだ。ようやく北野と一緒に活動できると思われたが、すれ違ってしまった。
悲しみにくれる柴田に、北野がかけた言葉は「このタイミングで入ってくれてよかった。もう心配ないね」だった。北野は、柴田の成長を見届けて後悔なく卒業できることに喜びを感じたのだろう。
この1年で躍進を遂げた柴田だが、ここからが勝負どころ。まずは選抜に定着することが目標になってくるだろう。
「応援してくださるファンの方たちの顔や言葉を思い浮かべると、『今回だけで終わっちゃいけない』という気持ちになるんです。次の選抜発表でも名前が呼ばれるように頑張ります」(『EX大衆』22年4月号)
そして、まっすぐに生きてきた先に、夢が叶う未来が待っているはずだ。
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