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UPDATE|2022/06/26

二刀流アナウンサー・塩地美澄、39歳でもグラビアを続ける理由

塩地美澄 撮影/山田健史



──“2刀流”であるがゆえの苦労や、周囲の偏見などはありませんか?

塩地 最初の頃は、グラビアの方たちには「アナウンサーの肩書き利用して」って、アナウンサーの人には「そんなに肌を露出して」と思われているんじゃないかなと、自分で勝手に感じてしまっていました。でも今は、そうは思わないです。向き合う姿勢って伝わると思うんです。中途半端だったら「この領域には来てほしくない」と思われることもあるかもしれませんが、今は活動を続けてきた年数と向き合う姿勢で示すことができているのかなと思っています。

──稀有な存在だからこそ、悩みがあっても、相談相手を見つけることが難しい気もします。

塩地 お金のことも、結果が出せないことも、人間関係の悩みも、全部自分が一生懸命やっていれば解決できることだったので、悩んでいることを人に言ったことはあまりないかもしれません。苦労するのは自分でわかっていたことだから、ただの愚痴になってしまうなと思っていました。自分で決めたことだから、相談はしにくかったですね。自分の悩みを具体的に打ち明けるとかじゃなく、活躍されている方になるべくお会いしてお話を伺っていたら、いつの間にか前向きになれた、ということが多かったです。自分が小さいことで悩んでいるように思えるんです。東京って才能が集まる町じゃないですか。悩みも吹き飛びますよね。

──今後もグラビア活動は続けていきますか?

塩地 グラビアで食べていくことって、見てくれている方の声にお答えすることだと思うんです。たとえば結婚したり子どもを産んだりしても、美意識を保つきっかけにもなるお仕事なんですよね、グラビアって。自分が表現できて、刺激を与えられるのであればお仕事として成り立つと思うんです。今まで私は男性向けのグラビアが多くて、女性の方への訴求ができていなかったと思うので、将来も新たなフェーズでグラビアをやってみたいなという思いも漠然とあります。

【前編はこちら】二刀流フリーアナウンサー・塩地美澄、「最初は嫌だった」グラビアデビュー秘話

▽塩地美澄
元・秋田朝日放送の人気アナウンサーで、2014年からフリーで活動。現在はアナウンサーとしてだけではなく、バラエティ番組のほか、写真集を出すなどグラビア界からも熱い注目を集めている。
AUTHOR

山田 健史


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