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UPDATE|2022/07/27

元さくら学院・堀内まり菜が抱えた悩み「私はもう子供じゃないけど、それではダメなのかな?」

堀内まり菜

成長期限定ユニット“さくら学院”2013年度の生徒会長も務め、現在は声優アーティストとして、声優、歌、舞台など幅広く活動する堀内まり菜。彼女はアイドルからどのように声優アーティストへと転身したのか、ここに至るまでの過程を振り返りつつ、最新楽曲『水鏡の世界』に込めた想いなど聞いた。
(前後編の後編)

【写真】最新楽曲『水鏡の世界』をリリースした堀内まり菜【4点】

──堀内さんは、昨年3月にアルバム『ナノ・ストーリー』で、ソロアーティストとしてデビューしました。ご自身で作詞・作曲した楽曲が収録されたわけですが、作詞・作曲をやるようになったきっかけは何でしたか?

堀内 さくら学院の時に、歌詞を読み込んで自分の中に落とし込んでレコーディングやライブに臨んでいたのですが、さくら学院の歌詞は自分の思いともすごく重なっていて、まさしく自分の歌という印象だったんです。さくら学院を卒業したことで、自分の気持ちを外に出す術を失ってしまい、歌いたいのに歌えない。じゃあこのモヤモヤを歌詞にして、自分で作ろうと思いました。小さい頃からヤマハ音楽教室で歌に慣れ親しんできたので、自分の気持ちが表現できるのはやはり歌だろうと。

──そんな堀内さんの1stシングル「水鏡の世界」の表題曲は、アニメ『はたらく魔王さま!!』のエンディングテーマです。

堀内 『はたらく魔王さま!』でエンディングテーマを担当されていた、nano RIPE.さんに楽曲をご提供いただきました。アーティストの方に楽曲を提供していただくのは初めてですし、声優アーティストになりたいと思っていた自分にとって、自分名義の活動で初めてのアニメタイアップ曲なので、とても大切な曲になりました。歌詞には、どんな時でも笑い合って今を一緒に進んでいきたいというメッセージが込められており、それが私自身にもすごく刺さりました。

──聴いた人には、どんな気持ちになってほしいですか?

堀内 『はたらく魔王さま!!』という作品は、働くことやお仕事が一つ大きなテーマになっていて、その物語からも人は一人では生きていけないというメッセージが感じられました。人対人という部分で、自分と相手は違うからこそぶつかったり、傷ついたり悲しい思いをすることもあります。でも違いをしっかり受け入れて、寄り添い合うことで繋がることができる。それだけでいいんだよと、そういう思いが皆さんに届いたらいいなと思います。

AUTHOR

榑林 史章


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