FOLLOW US

UPDATE|2022/07/27

寺島しのぶ、瀬戸内寂聴のお別れ会に赤髪短髪で登場「寂聴さんをリスペクトしながら撮影」

寺島しのぶ(C)瀬戸内寂聴さん お別れの会」実行委員会

昨年11月に99歳で死去した瀬戸内寂聴をモデルとした傑作小説『あちらにいる鬼』が映画化、11月に全国公開される。7月26日(火)に、瀬戸内寂聴のお別れ会が帝国ホテルにて開催され、主演の寺島しのぶらが出席した。

【写真】真剣な表情で献花を行う寺島しのぶ【3点】

『あちらにいる鬼』は、父である作家・井上光晴と母、そして瀬戸内寂聴をモデルに男女3人の<特別な関係>を描いた、作家・井上荒野による傑作小説。

映画では、寺島しのぶが瀬戸内寂聴をモデルにした人気作家・長内みはる、のちの寂光を演じ、井上荒野の父親・井上光晴をモデルとした作家・白木篤郎を豊川悦司、共演の広末涼子が篤郎の妻・笙子を演じる。

監督は廣木隆一、脚本は荒井晴彦で、寺島と豊川は廣木監督・荒井脚本の『やわらかい生活』(06)で初共演を果たして以降『愛の流刑地』(07)、『劇場版 アーヤと魔女 』(21)など何度も共演している。

帝国ホテルにて開催された瀬戸内寂聴のお別れ会は、講談社、新潮社、朝日新聞社、朝日新聞出版、岩波書店、エニー、KADOKAWA、河出書房新社、光文社、集英社、小学館、中央公論新社、日本経済新聞社、文藝春秋の14社によって主催され、生前寂聴と親交のあった著名人ら287名が参列した。

今作で瀬戸内寂聴をモデルとした長内みはる/寂光を演じた寺島しのぶも出席。出家という形で決着をつけることになる寂光を演じたため、映画本編で実際に自身の髪の毛を剃り上げていた。

映画の撮影から約2か月が経過し、赤い短髪姿で登場した寺島は「『あちらにいる鬼』に出演するにあたって、寂庵に伺ってぜひお会いしたいと思っていたんですがコロナ禍で叶わず、お目にかかることができませんでした。クランクインの前に、監督と一緒に寂庵にお邪魔したら、寂聴さんの太陽のような写真が並んでいて、パワーをいただけたような気がして、『とにかく頑張ってきます』と報告させていただいたことを覚えています。

(映画で演じた役柄は)モデルとはいっても寂聴さんのエッセンスがたくさん入っている映画ですので、リスペクトしながら撮影をさせていただきました」と寂聴、そして映画への想いを述べた。

【あわせて読む】広末涼子が『VOCE』登場、歳を重ねても変わらない美肌とピュアオーラを披露

RECOMMENDED おすすめの記事