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UPDATE|2023/02/22

日本版舞台『パラサイト』のメインビジュアルが解禁、不穏な雰囲気の"家族写真"に注目

日本で上演される舞台『パラサイト』

「格差社会」というテーマを描き、世界各国で称賛の嵐を巻き起こした韓国映画『パラサイト 半地下の家族』(PG12)が、COCOON PRODUCTION 2023の舞台『パラサイト』として日本で2023年6月5日(月)より上演される。今回、本作のメインビジュアルと公演情報が解禁された。

【写真】古田新太、宮沢氷魚、伊藤沙莉...舞台『パラサイト』のキャスト写真など【12点】

日本版『パラサイト』の台本・演出は、映画『愛を乞う人』『焼肉ドラゴン』、舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』などを手掛け、舞台・映画と幅広く活躍しそのパワーを遺憾なく発揮する脚本・演出家 鄭義信が務める。

日本版『パラサイト』の舞台となるのは90年代の関西。家内手工業の靴作りで生計を立て、地上にありながら地下のように一日陽が射さないトタン屋根の集落で細々と暮らす金田一家。物語の中心となる金田一家の主・金田文平を演じるのは、俳優の古田新太だ。身分を偽造し、高台の豪邸に住む永井家の家庭教師としてアルバイトを始める文平の息子・純平を宮沢氷魚が、同じく永井家にアートセラピー教師として取り入る純平の妹・美姫は伊藤沙莉が、美姫に続いて家政婦として雇われる文平の妻・福子を、江口のりこが演じる。

そして、金田一家とは対照的に高台の豪邸で暮らし、次第に金田家に<寄生(パラサイト)>されていく永井家の主人で、実業家として成功しつつも中身はまるで“土建屋の親父”永井慎太郎を山内圭哉が、美しく品もあるが天然な側面も持ち合わせる“奥様”千代子を真木よう子が、その娘・繭子を恒松祐里が務める。

さらに、永井一家の家政婦を務める安田玉子役にはキムラ緑子、舞台『パラサイト』オリジナルの登場人物はみのすけと、個性と実力を兼ね備えた魅力的なキャストの共演が実現。原作である映画『パラサイト 半地下の家族』のビジュアルも彷彿とさせ、嵐の前の静けさとでも言うべきどこか不穏な雰囲気をまといながらも、金田家、永井家とその家政婦らが一堂に会し微笑む、まるで家族写真のようなビジュアルもじっくりとご覧いただきたい。

▼COCOON PRODUCTION 2023『パラサイト』の概要
東京公演:2023年6月5日(月)~7月2日(日) THEATER MILANO-Za (東急歌舞伎町タワー6階)
大阪公演:2023年7月7日(金)~17日(月・祝) 大阪・新歌舞伎座
チケット一般発売日:2023年5月7日(日)午前10時00分より

【あわせて読む】アカデミー賞4部門受賞映画『パラサイト』が日本で舞台化、90年代関西の“もう一つの半地下家族”描く

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