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UPDATE|2023/07/07

あの最強恐竜とも…父・範馬勇次郎を倒すため刃牙が戦った意外な相手3選ッッ!!!

地上最強の親子喧嘩が描かれた『範馬刃牙』37巻(秋田書店)

1991年に「週刊少年チャンピオン」で連載開始された『グラップラー刃牙』は多彩なキャラクターによって繰り広げられる格闘シーンが人気だ。2021年には連載30周年記念プロジェクトが立ち上がり、さまざまな企画が行われた。

【画像】これぞ最強遺伝子、範馬勇次郎を立体化したフィギュア

 人気を集める理由のひとつとして、現実離れした強さの表現があげられるだろう。例えば、主人公・範馬刃牙の父親・範馬勇次郎の強さがとてつもない。アメリカ合衆国では大統領が任命されるたびに、世界最強の男として知られる勇次郎と不可侵条約を結ぶほど。勇次郎ひとりの戦闘力が、世界最大の軍事力を誇るアメリカに匹敵するとは驚きだ。

 刃牙は、そんな人間離れした父親を倒そうとトレーニングに明け暮れるが、相手は勇次郎とあって生半可なトレーニングでは勝てるはずがない。刃牙は、強さを追求するためにさまざまな相手との戦いに身を投じてきたが、その相手は常識では考えられない意外な猛者たちだった。

 コミックス『グラップラー刃牙』11巻で、刃牙は山ごもりの修行に向かう。そこで出会ったのが、身長2mを超える巨大な猿「夜叉猿」だ。最初の遭遇で刃牙は、トレーニングで使用していたバーベルを軽々と捻じ曲げる夜叉猿の姿に怖気づく。一度は山小屋に退散した刃牙だったが、抱いた恐怖心を払拭するべくトレーニングに没頭。

 数か月後、恐怖心を克服した刃牙は夜叉猿と相対する。当初は戦いを優勢に進めていた刃牙だったが、人間離れしたした夜叉猿の本気の力に敗北寸前まで追い込まれる。しかし、死に直面した刃牙の脳からエンドルフィンが分泌され、別人のように復活し攻勢に転ずる。手に入れた力は強大で、夜叉猿を失神させ勝利を収めた。

 夜叉猿という巨大な哺乳類を撃破した刃牙だったが、勇次郎の強さにはまだ及ばない。次に紹介する刃牙のトレーニング相手は「昆虫」だ。コミックス『範馬刃牙』2巻で刃牙は「カマキリ」に対峙する。

 刃牙はイメージの力で100kgのカマキリを生み出し、シャドートレーニングを行う。人間とは身体の構造が異なる昆虫には、対人間を想定した技が通用しない。頭部に強い衝撃を与えても脳震盪を起こさないカマキリに、刃牙はカマキリの天敵である鳥の動きを取り入れて戦い、勝利を収める。

 カマキリの次に刃牙が戦いを挑んだのは、太古の時代を生きたとされる恐竜だった。現代によみがえった原人・ピクルとの対戦前にイメージトレーニングの相手として選ばれたのだ。哺乳類、昆虫ときて、次が恐竜とは、まさしく現実離れしている。ピクルとの対戦では、恐竜とのイメージトレーニングの成果であろうトリケラトプスを模した技をだしている。

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