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UPDATE|2023/09/04

TBSドラマ『アトムの童』、「コンテントアジア賞2023」でベストアジアドラマ部門最優秀賞を受賞

(C)TBS

昨年10月期に放送されたTBSテレビ制作の日曜劇場『アトムの童(こ)』が、「コンテントアジア賞2023」(8月24日開催)のベストアジアドラマ部門で最優秀賞を受賞した。

【写真2点】ベストアジアドラマ部門で最優秀賞を受賞した日曜劇場『アトムの童』

アジア最大規模のエンターテインメント業界誌である「コンテントアジア」が毎年開催している国際テレビ番組見本市「コンテントアジア・サミット」。それに併設される形で2020年に始まったのが「コンテントアジア賞」だ。今年もアジア各国から選抜されたエンターテインメント・ビジネスの関係者が審査員となり、アジアで制作され2022年4月以降に放送された数多くの注目コンテンツが厳正に審査された。

第4回となる今年の授賞式はタイのバンコクで開催、授賞式の様子は世界中に配信され、アジア各国の視聴者や業界関係者のみならず、近年注目度を増すアジアの有力コンテンツ発掘に力を入れる欧米の業界関係者が視聴した。

日曜劇場『アトムの童(こ)』は、山﨑賢人主演のゲーム業界を舞台にしたドラマ。山﨑演じる、ある事件をきっかけにゲーム開発から離れていた若き天才ゲーム開発者・安積那由他(あづみ・なゆた)が廃業の危機に瀕した老舗玩具メーカー「アトム玩具」と手を組み、ゲーム業界の大資本企業に立ち向かい、成長してゆく姿を描いた。競争の激しいゲーム業界を舞台に、主人公が「ものづくり」への情熱とプライドを懸けて様々な困難に立ち向かってゆく姿は多くの人の心を熱くした。

審査員からは「人々を奮い立たせて、心温まる。エキサイティングなゲームの世界を舞台としながらも、物語の中心にあるのは家族と友情、そして夢の実現だ。これは普遍的な魅力だ」「クリエイターの那由他とアトム玩具CEOの海の情熱と強い決意は、視聴者の心をつかみ、魅了した」「日本の玩具とゲームの伝統に敬意を表した現代的な作品」といったコメントが送られ、総合的に評価され受賞となった。

TBSテレビでは、制作部門と海外販売部門が連携して番組を制作しており、今回の受賞で、さらに新規番組フォ―マット開発と販売に弾みをつけることとなる。

▼『アトムの童』プロデューサー・中井芳彦コメント
「ゲーム業界」という「日曜劇場」のイメージには少し異質の題材でしたが、国際的なドラマアウォードで選んでいただき光栄です。既存のイメージも大切にしつつ、それに捉われず世界と未来に向かって「TBSドラマ」ブランドがもっと拡張していくと良いなと思います。このたびはありがとうございました。

▼『アトムの童』脚本・神森万里江コメント
伝えたかったのはものを創る人の情熱です。取材でお会いしたクリエイターの方々は皆さん、「ゲームが好きだ!」「おもちゃが好きだ!」という熱い愛情がほとばしっていました。それを受け、私も改めて「ドラマが好きだ!」との熱い思いで脚本を書かせていただきました。『アトムの童』をきっかけに、日本のエンタメに興味を持つ人が増えてくれたら嬉しいです。

▼『アトムの童』監督・岡本伸吾コメント
このたびは受賞ありがとうございます。ドラマの中で天才ゲームクリエイターの主人公が放つ言葉は「ゲームの面白さはアイデアだ」でした。クリエイターならば誰もが目標にする「アイデアで勝負する」。そんな矜持をまさに現場でスタッフ・キャストと共有しながら撮影いたしました。これを機に日本だけではなく、たくさんの人に『アトムの童』を楽しんでいただけると幸いです。この番組に携わった全ての方に、感謝申し上げます。

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