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UPDATE|2023/09/30

石川恋、連続ドラマ初主演にかける想い「自分に務まるのかなという不安もあった」

石川恋 撮影/たむらとも

大学在学中に芸能界デビューを果たし、ベストセラーになったノンフィクション作品『ビリギャル』の表紙モデルを務めて一躍ブレイク。2022年まで『CanCam』の専属モデルを務め、俳優としても数々の映画やドラマに出演するなど多方面で活躍する石川恋。10月7日(土)からスタートする『猫カレ -少年を飼う-』(BSテレ東/毎週土曜 深夜0時、テレビ大阪/毎週土曜 深夜0時55分)で連続ドラマ初主演を務める彼女に、今回のドラマにかける思いを中心に話を聞いた。

【写真】連続ドラマ初主演を務める、石川恋 撮りおろしカット【10点】

──『少年を飼う』は石川さんにとって連続ドラマ初主演になりますが、オファーがあったときのお気持ちはいかがでしたか?

石川 今まで事務所の先輩を始め、尊敬している方々が主演として真ん中で引っ張ってくださる姿を見てきたので、その頼もしい姿を思い返すと、自分に務まるのかなという不安がありました。でも俳優業をやっているからには一度は経験したいと思っていましたし、目標の一つでもあったので、素直にうれしい気持ちが大きかったです。

──石川さん演じる森川藍は、都内の大手広告代理店でバリバリ働き、「可愛げがない」「鉄の女」と揶揄されていますが、ご自身と共通する部分はありますか?

石川 同じ30歳なので環境が重なる点や共感する気持ち、セリフも多いですね。女性が自立して生きていくのは素晴らしいことですけど、であるがゆえに、どんどん心に鎧をまとって強くなってしまう。他人から見ると近寄りがたい存在になってしまい、それを自分でももどかしく思っている……私自身も、知らず知らずのうちに藍のようになってしまっている部分はあるかと思います。

──特に、藍に共感する部分はどこですか?

石川 周りの女性が20代で結婚・出産していく中で、藍は仕事を一番に考えてきました。それが自分の自信に繋がっているし、素敵なことなのに、周りからすると可愛げがないと思われてしまう。私も20代は仕事に邁進して、自分の意志を曲げないところがあったので、すごく藍に共感しました。

──藍を演じる上で、どんな役作りを意識していますか?

石川 台本を読んで、自分が藍だったらどう思うのかと考えたときに、同じような気持ちになることが多くて。だから変に作らずに、現場で自分自身が感じたものを大切にしようと思っています。仕事場で鎧をまとっているときの顔、家に一人でいるときの顔、親友と会うときの顔など、誰しも普段から顔の使い分けをしていると思うんです。藍もいろんな顔を出していくと思うので、そこの使い分けはメリハリを意識して演じ分けていきたいですね。

──藍は職場で自分の本音や不満を言えないタイプですが、石川さんはそういうことを人に言えるほうですか?

石川 普段からマネージャーさんにいろんな話をしますし、親友にも気持ちを伝えるほうです。よく栃木に住んでいる母にも電話をしますし、落ち込んだときや悩んだときなど、気持ちがごちゃごちゃしたときは、すぐに近くにいる人に話すタイプですね。

CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/たむらとも


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