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UPDATE|2023/07/19

『なれの果ての僕ら』大原優乃、同世代キャストが集まる現場に「刺激をもらいました」

大原優乃 撮影/河野優太

2019年に『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』で連続ドラマに初めてレギュラー出演して以降、数多くの話題作に出演している大原優乃。『ゆるキャン△』シリーズで演じた各務原なでしこ役が好評を博し、『女子グルメバーガー部』、『あせとせっけん』、『-50kgのシンデレラ』ではW主演も務めた。放映中のドラマ『なれの果ての僕ら』も話題の彼女に、本作の撮影エピソードを聞いた。

【写真】全身写真もあり、大原優乃の撮り下ろし写真【6点】

『なれの果ての僕ら』は同窓会のために母校に集まった元6年2組の担任と生徒23人が、3日間監禁され、13人死亡するという大事件に巻き込まれる予測不能な展開が続くサスペンス。同世代のキャストが集まり、熱気のある現場だった。

「全員で良い作品を作ろう! という気持ちをすごく感じる現場で、キャストの人数が多い分、自分の芝居が誰かに影響することが多かったので、それぞれ関係性の近い役柄同士で密にコミュニケーションを取って、シーン毎の動きを話し合いました。撮影初日から、みんなで良い雰囲気を作っているなと感じましたし、こんなに大勢の同世代の役者さんとご一緒する機会もなかなかないので、たくさん刺激をもらいました」

原作は『週刊マガジン』で連載後、『マガジンポケット』で配信された人気コミックで、SNSでも大きな反響があった作品だ。

「お話をいただいてから原作を読ませていただいたんですが、現実ではあって欲しくない出来事ですけど、すごく“リアル”を感じた作品で。なので、ちゃんと覚悟を持って役と作品に向き合いたいなと思いました。私の演じた雨宮鈴子は、彼女なりの正義があって、信じぬく力を持った女の子だなと原作を読んだときに感じました。ただ衣装合わせで1~3話の演出を担当した城定秀夫監督にお会いしたとき、おとなしくて控えめな子というワードをいただいたんです。自分が持っていた印象とは少し違うものだったので、そこを擦り合わせて現場に入らせてもらいましたが、あえて役を固めないようにしました。23人いる中で、周りの方のお芝居を見て、それぞれの役を理解していくことを意識して、その上で自分が雨宮としてできることは何だろうというふうに役を作っていきました」

過去にもマンガの実写化作品に出演しているが、今回は原作にとらわれずに現場に臨んだ。

「マンガの実写化作品に出るときは、かなり原作を意識するんですが、今回は監督やプロデューサーさんから、『作品のリスペクトがありつつも、原作に寄せ過ぎなくても大丈夫です』と言われていたので、いつもとは違った心意気で臨みました」
AUTHOR

猪口 貴裕


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