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UPDATE|2023/10/01

尾田栄一郎も天才と絶賛、霜降り明星が『オールナイトニッポン』で見せるラジオゆえの挑戦

霜降り明星のオールナイトニッポン

ラジオ業界が再び脚光を浴びるようになって久しい。現在では、これまで深夜ラジオを牽引してきたお笑い芸人はもちろん、星野源やAdoといったカリスマ的人気を誇るアーティストもパーソナリティを務めている。筆者は週に20以上のラジオ番組を拝聴しているが(リアルタイムではないが)、今最も楽しみにしているのが金曜日の『霜降り明星のオールナイトニッポン』だ。

【関連写真】千鳥、ジャルジャル、霜降り明星らも、ブレイク前にABCお笑いグランプリに出場

M-1グランプリを制してからオールナイトニッポンZEROとしてスタートし、2021年4月から金曜1部に昇格。そうそうたるメンバーが並ぶ1部の中でも多くのハガキ職人がこぞってメールを送って採用を争う、人気番組となっている『霜降り明星のオールナイトニッポン』。

霜降り明星のラジオは「ON(オン)」の姿勢こそが最大の持ち味だ。多くのお笑い芸人のラジオでは、テレビとは異なる素に近い姿が見られる(聴くことができる)が、霜降り明星は“ラジオという別のスイッチ”をひとつ入れているように感じられる。

彼らはラジオだからこそできる挑戦を続け、神回を生んできた。せいやのスキャンダル直後の放送では、コーナーのひとつである「ポケットいっぱいの秘密」のコーナーを2時間ぶっ通しで実施。せいやがファンであるアグネス・チャンの楽曲『ポケットいっぱいの秘密』に乗せ、リスナーが知っている小さな秘密を紹介するというコーナーだが、実際はせいやが無秩序にボケ続けて制御不能の2時間に。

一切報道に触れることのないストロングスタイルのお笑いラジオはリスナーとして感動を覚えるほどで、後にワンピースの作者尾田栄一郎氏も「天才でしかない」とせいやの才能に脱帽したことを明かしている。

今年に入っても霜降り明星は話題に事欠かない。6月、オリエンタルラジオの中田敦彦に対してTwitterで噛み付いてしまったせいや。直後の放送では冒頭から古畑任三郎のテーマソングを用い、その経緯を“釈明”。スキャンダルのときとは異なり、真っ向からその問題と向き合って世間が注目する話題を笑いに変えてみせた。

8月にはせいやの都合により、粗品一人での放送に。これまでも体調不良などにより、どちらか一人での放送はあったが、8月11日の放送では粗品が前代未聞の挑戦を試みる。それが“粗品2人”での放送。録音の音声に加えて生の音声も重ねて放送し、一人二役の怪演を見せた。番組内ではしっかりと会話の中で掛け合いを行っており、大きな反響を呼んだ。

AUTHOR

まっつ


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