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UPDATE|2023/10/23

映画『ドラえもん』で“歌姫”役に抜擢された女優・芳根京子、歌唱力のポテンシャルとは

来春公開の映画『ドラえもん』に出演する女優・芳根京子(芳根京子スタッフ公式アカウントより)

女優・芳根京子が、2024年3月1日に公開される映画『ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)』のゲスト声優に抜擢された。彼女が演じる“ミーナ”は海外で音楽活動する歌姫という設定で、物語のカギを握る重要な役どころになっている。

【関連写真】芳根京子の素顔グラビアほか『FLASH』掲載カット【2点】

歌姫役ともなれば、劇中には間違いなく歌唱シーンが用意されているはず。そこで注目すべきは、芳根の歌唱力だろう。実は彼女はこれまでさまざまな作品で、ポテンシャルの高い歌声を披露してきた。

その歌唱力が世間に知れ渡るきっかけになったのは、おそらく2015年に放送されたドラマ『表参道高校合唱部!』(TBS系)だろう。同作はタイトルの通り“合唱”を題材にした作品だが、約1000人もの参加者が集まったメインキャストのオーディションにて、主役の座をつかみとったのが、当時18歳の芳根だった。

彼女が演じた主人公の香川真琴は、香川県から東京の表参道高校へとやってきた合唱大好きな転校生。合唱部ではアルトパートを務めているが、時に伸びやかなハイトーンボイスを響かせることもあった。

中でも印象的だったのが、第4話で見せた合唱曲『ぜんぶ』のソロ歌唱。同楽曲は『ちびまる子ちゃん』でおなじみのさくらももこ氏が作詞した合唱曲なのだが、芳根は伴奏もない状況のなかで、たった1人に聴かせるために『ぜんぶ』を歌っていた。尺的には短いシーンだったものの、そのどこまでも透き通った歌声に、思わず聞き入ってしまった人も多いのではないだろうか。

ただ、その歌唱力からすると意外なことに、元々芳根は歌があまり得意ではなかったそうだ。合唱経験も音楽の授業で習った程度で、撮影に臨んだ際には、つねに「どこまで上手くなれるのかな?」という不安が付きまとっていたという。

そこでまずは良い声を出すための基礎作りとして、体幹を鍛えるところから始め、そのトレーニングを終えたら発声練習やハーモニーの練習に奮闘。撮影が休みの日もすべて歌の練習に費やし、合唱部のメンバーとTBSで練習することを休日の日課としていた。

そんな努力が背景にあったからこそ、彼女の歌声は多くの視聴者の心に響いたのかもしれない。


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