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UPDATE|2023/12/19

『時をかけるな、恋人たち』第10話、怒涛の伏線回収を総ざらい!リセットされてしまう超展開の恋

『時をかけるな、恋人たち』(カンテレ/フジテレビ系)

吉岡里帆&永山瑛太主演ドラマ『時をかけるな、恋人たち』(フジテレビ)の第10話が12月12日(火)に放送された。

【写真】第二章がスタート、『トキコイ』第6話場面カット【6点】

廻が勤務する広告代理店アド・アモーレの上司・猿谷(岩谷健司)に未来の情報を売り渡していた人物が、なんとタイムパトロール隊員・メカニック担当の八丁堀(シソンヌ・じろう)であることが判明。隊長の和井内(石田剛太)に平謝りしつつも、「責任を共有できませんか?」となぜか連帯責任を主張する八丁堀の姿は、シソンヌのコントをまんま見ているかのようだ。こういう役をやらせたら天才的に上手ですよね、じろう。(以下、放送されたドラマのネタバレを含みます)

そんなとき、廻(吉岡里帆)のもとに広瀬(西垣匠)から電話がかかってくる。広告を担当していた「ゆずこしょうキャラメル」の柚子の価格が高騰したことで、柚子ではなくカボスで代用することになり、ビジュアルをすべて「かぼすこしょうキャラメル」に作り直すことになってしまったのだ。しかも、ブローカーと結託して柚子を23世紀に密輸ほう助していたのは、八丁堀だったことも明らかとなる(そして相変わらず、連帯責任を主張する)。

廻はふと、自分が「かぼすこしょうキャラメル」という名前で発注してしまったことを思い出す。ひょっとしたら、これは辻褄合わせのための伏線だったのか?そう、とにかく今回のエピソードは、伏線回収のオンパレードなのである。彼女は「ゆずこしょうキャラメル」だけではなく、過去のエピソードの伏線もどんどん回収していく。ひとつひとつ紹介していこう。

次々と伏線回収されていく過去エピソード

1・路上ミュージシャン・綿谷ジュン(吉澤嘉代子)のアルバムのCDジャケットを手掛けたのは、実は廻だった。そのデザインに惹かれて、23世紀人の横井大知(泉澤祐希)は彼女に会いにタイムトラベルすることになる。(第1話)

2・夜のベンチで、翔(永山瑛太)が廻に「再び君に出会うためにこの時代にやってきた」と告白する場面。そのとき「廻ーーー!!!」と絶叫したのは、この時代の翔ではなく、未来から過去に辻褄合わせにやってきた翔だった(自分で書いていてもややこしい)。(第2話)

3・23世紀から過去に駆け落ちしてきたヒロキ(南出凌嘉)とキョウカ(鳴海唯)。そこで廻は、こんな提案をする。ヒロキは23世紀に戻り、キョウカはさらにその10年後の未来へ。10年経てば、10歳差の2人はちょうど同い年になって、新しいスタートを切れるというのだ。このアイディアを思いつくきっかけとなったのは、二人が暮らしていた部屋に置かれていた柚子であり、そしてその柚子を置いた張本人が廻だった。(第2話)

AUTHOR

竹島 ルイ


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