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UPDATE|2023/12/28

【本人激白】ヒロ三河「今の若い奴らは甘い。本物の不良格闘技をビシッと見せてやる」

Breaking Downオーディションに登場したヒロ三河(公式YouTubeより)


「あれ一発で出禁ということもないだろうし、次回でいいから絶対に出たいですね。実際、運営サイドからも『どうせなら地下格レジェンドとBreakng Down勢の対抗戦を大々的にやりたい』という話が出ているんです。だったら不良格闘技としてどっちが本物なのか、ケンカとしてどっちがリアルなのか、たっぷり見せつけるだけの話。

外から見たら似たようなことをやっているように感じるんだろうけど、結局、Breaking Downに出ている若い奴らってエンタメ感覚なんです。甘いんですよ、考えが。ケンカの仕方も昔とは全然違いますしね。今はちょっと分が悪くなると、すぐ警察に泣きつくような根性なしばかりでしょ。昔はどんなにやられても立ち向かうような気合の入った奴が多かった。今の若い連中は“負けの美学”なんて理解できないんじゃないですか。義理・人情とかも一切ないですしね」

 ヒロ三河らが活躍した地下格闘技ブーム全盛期は、「乱闘ひとつとってもガチで揉めて殴り合っていたし、表に出ちゃいけない人たちもリアルに多かった」とのこと。自分たちがオリジナルなのだという強烈な自尊心を言葉の節々から感じ取ることができる。

「たぶんBreaking Downって若い奴が成り上がるようなイメージが強いと思う。だけど、実際はオッサン連中も結構観ているんですよね。俺らの世代とか、俺らより上の世代も夢中になっていますから。だから俺はオッサン代表として暴れまくってやるつもり。Breaking Downが若者の特権だと決まっているわけでもないし、上の世代に力を与えたいっていう気持ちが俺の中でマジ強いんですよ」

 ヒロ三河がBreaking Downオーディション参加を決めたのには明確な理由がある。自分たちのチーム「三河幕府」の応援団長である居酒屋のマスターが、病気で倒れてしまったのだ。マスターはBreaking Downの熱心な視聴者でもあり、「この場所にヒロを参戦させて、世間の奴らに三河幕府のすごさを教えてやりてぇよ」というのが口癖だった。こうした誘いを「俺は別にいいよ」と断り続けてきたヒロ三河だが、支えてきてくれた男を励ますため、ついに覚悟を決めたというわけだ。

「世の中から批判されることも多いBreaking Downだけど、いいところもあると俺は思いますよ。というのも、日本ってどんどん弱くなっているでしょ。だけど、Breaking Downのおかげで格闘技を始める奴が増えているのは事実で。やっぱり最終的に人は自分を守って、家族を守って、日本を守っていかないとダメだと思う。そのためには強くなくては話にならない。

まぁ今回、俺は出場できなかったことでストレスが溜まっているから、それをエネルギーに替えて次回以降の大会で爆発させますよ。ビシッと本物を見せるんで、期待しておいてください」

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AUTHOR

小野田 衛


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