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UPDATE|2024/01/23

『チェンソーマン』『アオのハコ』『鬼滅の刃』…声優・上田麗奈が“ジャンプアニメ”で重宝される理由

声優・上田麗奈が表紙を飾る、人気番組『アトリエReina』初のフォトブック『“アトリエReina” オフィシャルフォトブック DRAWING』(主婦の友社)



そのほかのジャンプアニメへの出演を見てみると、上田は社会現象となった『鬼滅の刃』(フジテレビ系)にも栗花落カナヲ役としてしっかり出演。そして昨年は『マッシュル-MASHLE-』(TOKYO MX ほか)で、真骨頂とも言える“性格がヤバめのヒロイン”レモン・アーヴィンを熱演していた。『私に天使が舞い降りた!』の星野みやこもそうだが、愛が重すぎてちょっと残念な感じになってしまうヒロインを演じた際には、彼女の右に出る者はおそらくいないだろう。

また放送時期は未定だが、『週刊少年ジャンプ』の青春ラブストーリー『アオのハコ』のTVアニメ版にも、ヒロインの鹿野千夏役として出演が決まっている。原作者の三浦糀が自身のX(旧Twitter)で明かした裏話によると、オーディションで上田の声を聴き、即決で千夏役をお願いすることに決めたのだとか。もはやここまでくると、“ジャンプに愛されし声優”と言っても過言ではない。

いくら青春の幻影を感じさせる声優といっても、演技の幅がよほど広くなければ、ここまで出演作が多くなることはなかっただろう。なにせ上田は『てさぐれ!部活もの あんこーる』(日本テレビ系)で、無茶振りとしか思えない“1人18役”を見事に演じきったという逸話をもつほどだ。

そして演技の幅が広いとなると、普通は「個性が弱い声優」と思われがちだが、少なくとも上田の場合にはそのイメージは当てはまらない。御冷ミァハにしろレモン・アーヴィンにしろ、彼女にしか演じられない個性的なハマリ役をいくつも持っていることがその証拠だ。すなわち個性の強さと器用さを兼ね備えていることが、ここまで多くの作品で重宝されている理由なのではないだろうか。

いずれにしても、2024年にはさまざまな作品のクレジットで上田の名前を見ることになるはず。もしかすると今後業界内では、“困ったら上田麗奈”のような状態になっていくかもしれない……。

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