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UPDATE|2024/01/22

温泉動画が1千万再生!オランダ人YouTuberエラ・フレイヤ「初めての水着撮影は恥ずかしかった」

撮影/大野代樹

コスプレイヤーやグラビアモデル、YouTuberなどマルチに活動しているオランダ出身のエラ・フレイヤさん。これまで『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の登場人物やゼルダなど完成度の高いコスプレ写真をSNSに投稿しており、グラビアモデルとしては5冊のデジタル写真集を発売してきた。チャンネル登録者数80万人超えのYouTubeチャンネル「EllaFreya エラ・フレイヤ」では、着物や温泉、日本食など日本に関することを発信しているが、何をきっかけに日本に興味を持ったのだろうか。初めて触れた日本文化のことから、実際に来日して感じた日本人のイメージなどについて聞いてみた。また、1月22日(月)より発売開始となる6枚目のデジタル写真集『萌萌萌』のテーマ、見どころについても語ってもらった。(前後編の後編)

【写真】デジタル写真集も話題、エラ・フレイヤさんの撮り下ろしカット【13点】

――SNSでは日本文化について発信されていますが、何をきっかけに日本に興味を持ったんですか?

エラさん ロリータファッション(以下、ロリータ)です。地理の授業で使っていた教科書に、ロリータと原宿ファッションのイメージが載っていたので、自分で調べるようになりました。ロリータと原宿ファッションの雑誌を読みたかったんですけど、全部日本語だから読めなかったかったので、日本語の勉強を始めましたね。

――ロリータはどこで買われていたんですか?

エラさん 今もある「ClosetChild(クローゼットチャイルド)」というお店です。オランダにはロリータを買えるお店がなかったんですけど、ここだけは「ワールドワイドシッピング(海外発送)」ができたので、お小遣いを貯めてたまに買っていました。でも、ワンピース1着で2、3万くらいしたので、14歳にとっては高かったです。本当に手に入れるのは難しかったですね。

――たしかに高価ですね。今は何度も日本に来られていると思いますが、初来日は何歳のときでしたか?

エラさん 21歳です。大学を辞めて、台湾でモデルの仕事を半年やってから直接日本に来ました。初めて来たときは、東京の人の多さにびっくりしましたね。人が多い状態で楽に生活するためにも「静かにする」「迷惑をかけないようにする」など自分の周りの人に対して気遣いをしないといけないですよね。そこは全然オランダと違いました。

――日本人の生き方に共感できる部分はありますか?

エラさん もちろんあります。オランダではよく「なんでそんなにシャイなの?もっと話してもいいよ」と言われるんですけど、日本ではそんなにシャイだと思われてないことに気づきました。オランダはアメリカみたいに「静かだと気まずいから意味がなくても話しましょう」という感じなんです。日本人は静かなのであまり話さなくても大丈夫。もちろん、話すことも好きですけど、話すことがないときは静かにしていたい性格なので。

――ちなみに、今は日本に住んでいるのでしょうか?

エラさん 半分日本、半分オランダです。私はすごくセンシティブなので、日本の暑い時期は体の調子が落ちることがあります。だから、日本の夏はオランダに逃げて、オランダの冬は違う国に逃げています!(笑)。

――体調にあわせて過ごす国を変えているんですね。初来日は21歳のときと言われてましたが、その時から日本語は話せたんですか?

エラさん 全然話せなかったです。なので、1年間日本語学校に通って勉強しました。でも、ネイティブと話す機会があまりなかったので、卒業しても自信を持って日本語を話すことができなかったんです。その状態でオランダに帰ったんですけど、日本語を忘れないためにも、日本語用のYouTubeチャンネルを始めたんです。

――そういった理由でYouTubeを始めたんですね。日本各地の温泉に入られていますが、大分の温泉に入ってる動画は約1150万回再生されています。

エラさん 温泉からあがった後のスッキリする瞬間がすごく好きなんです。旅館も好きなんですけど、中でも畳と、障子を閉めるときの音が大好きです。大分は、温泉が有名な場所ということで知って、ネットで見つけたおすすめコースの通りにいろいろな場所に行ってみました。もちろん、こんなに再生されるとは思っていませんでしたね(笑)。
AUTHOR

大野 代樹


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