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UPDATE|2024/01/24

それぞれの想いが募った、涙と決意が溢れる櫻坂46・BACKSメンバー12人による単独ライブ完遂

櫻坂46(C)上山陽介

櫻坂46の7thシングル『承認欲求』の“BACKSメンバー”による単独ライブ『7th Single BACKS LIVE!!』最終公演が1月23日(火)にZepp DiverCity(TOKYO)で開催された。

【写真】櫻坂46『承認欲求』“BACKSメンバー”による単独ライブの様子【41点】

櫻坂46が『BACKS LIVE!!』を実施するのは、2022年1月の『3rd Single BACKS LIVE!!』以来実に2年ぶり。1月15日、16日に豊洲PIT、前日の22日にはZepp DiverCity(TOKYO)と計4公演を、三期生を加えた総勢12名で櫻坂46としてもレアなスタンディング会場でのライブを敢行した。また、この日はインターネット生配信も実施され、会場に足を運ぶことができなかった多くのファンも、モニター越しに彼女たちの全力のパフォーマンスを見守った。

「Overture」に導かれ、メンバーがステージの一段高い場所で勢揃いすると、観客のボルテージも急加速。村山美羽の「『BACKS LIVE!!』千秋楽、みんな叫べ!」を合図に、「Dead end」からライブは勢いよくスタートした。フロアが真っ赤なペンライト一色で染まる中、村山をセンターに据えた12人は熱量の高いパフォーマンスでBuddies(櫻坂46ファン)を魅了し続ける。

オープニングからクライマックスのような盛り上がりを見せると、その後メンバー1人ひとりの個性を打ち出したダンストラックに突入。その流れで「半信半疑」へ移行すると、センターの的野美青が憂いを滲ませた大人びた表情で同曲を堂々と表現する。

以降も、座長の井上梨名による「Buddies盛り上がっていけ!」の煽りも印象的な「条件反射で泣けて来る」、センター小島凪紗が「もっと私たちに愛を叫べーっ!」と絶叫する「それが愛なのね」とダンサブルな楽曲を連発。向井純葉がセンターを務める「ドローン旋回中」では、彼女が満面の笑みでこの曲を表現することで、会場の盛り上がりも最高潮と呼べるものへ到達し、ライブの盛り上がりはこの日最初の沸点へと到達した。

最初のMCでは、井上が前日の公演を体調不良で欠席した的野が復帰したことに触れると、的野が「昨日は悔しい思いをしてしまって、楽しみにしていた方にご迷惑をおかけしてしまったんですけど、今日は『BACKS LIVE!!』最終日なので全力で楽しんでいきたいです!」と力強く宣言。その後、齋藤冬優花が「結果がすべてって言われるけど、私はそこまでの過程が大事だと思っていて。『BACKS LIVE!!』は未完成かもしれないけど、その過程を見ていただけるところが美しいと思っています」。

上村莉菜が「このライブが決まったとき……一期生なのにこんなこというのはあれなんですけど、覚えられるのか不安で」、大沼晶保が「私は弱さを見せられるメンバーがいるってことがすごくうれしくて。この期間でワンチームになれたんだなって感じています」と、それぞれ本公演に向けて感じた本音を口にしていった。

幻想的なSEに続いて、石森璃花をセンターに迎えた「ブルームーンキス」でライブは再開。彼女のアイドル性が全面に打ち出され、サビ前の「あ、キスしちゃった」などのセリフに対し会場は爆発的な盛り上がりを見せるその後、小田倉麗奈が穏やかな曲調にぴったりな表現を見せる「最終の地下鉄に乗って」、遠藤理子のキュートさやふわふわした雰囲気がそのまま楽曲の世界観にも投影された「君と僕と洗濯物」と、それぞれセンターに立つメンバーの個性が活きた楽曲で会場が温かな空気で包まれていく。

また、幸阪茉里乃を中心に上村、大沼、遠藤、小田倉、小島、向井の7人でパフォーマンスされた「Microscope」、齋藤や石森、的野、村山で構成された「制服と人魚」といったユニットパートでは、個々の魅力がより映える演出を用意。前者では後輩を迎え頼もしくなった幸阪の堂々とした歌とダンスを目撃することができ、後者では一期生の齋藤が三期生を牽引しながらクオリティの高いダンスで観る者を圧倒する。

さらに、井上はギター弾き語りで「On my way」をソロ歌唱。自身にとっても大切な1曲だけに、たっぷり思いを込めながらまっすぐな歌声でメッセージを届け続けた。


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