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UPDATE|2024/03/10

芸歴20年・街裏ぴんくが悲願のR-1グランプリ2024優勝「辞めないセンスがあったのかも」

街裏ぴんく

ピン芸の日本一を決める大会「R-1グランプリ2024」の決勝戦が9日(土)に行われ、芸歴20年目の街裏ぴんくが初の決勝進出にして見事優勝を勝ち取った。

【写真】「R-1グランプリ2024」グランプリに輝いた街裏ぴんく【13点】

今年で22回目を迎え、芸歴制限を撤廃した今大会。エントリー数は、過去最多の5,457人となった。ファイナリストは全9人。今回よりネタ尺が3分から4分に拡大され、優勝者には賞金500万円が授与される。

オープニングでは、MCの広瀬アリスが“芸歴20年”“アマチュア”などファイナリストたちの多様な経歴に「すっごく楽しみです」とコメント。霜降り明星・せいやは決勝のネタ尺が3分から4分になったことについて「ネタ時間の1分って全然違いますから。去年と全然違う大会になると思います」と期待を寄せた。

昨年の王者・田津原理音は、よる9時放送『ENGEIグランドスラム』のスタジオに登場。優勝ネタの小道具「バトリオンモンスターズカード」がまもなく発売となることを告げ「R-1夢あるぞー!」よ雄叫びを上げた。

ファーストステージのトップバッターは、初の決勝進出となった真輝志。ナレーションを使ったこれまでにない設定が審査員たちから「非常にキャッチー」(バカリズム)、「着眼点がおもしろかった」(陣内智則)と高評価を受けた。

6度目の決勝進出となるルシファー吉岡の“婚活パーティー”を舞台にしたコントには、野田クリスタルが「ピン芸を極めてる」と感嘆。脚本家として数々の賞を受賞しているバカリズムにも「4分の中によくこれだけのストーリー展開を盛り込んだなと。8分くらいやってませんでした?」と言わしめ暫定1位に。

街裏ぴんくは20年の芸歴で磨き上げた唯一無二の“ありえない”漫談を披露。圧倒的な熱量でルシファー吉岡に続く2位につけた。3年連続決勝進出のkentofukayaはこれまでのようにフリップネタではなく、婚活アプリをテーマにした映像ネタで勝負に出るも4位敗退。

昨年“レビューサイト”ネタで決勝3位となった寺田寛明は“コメント欄”ネタで優勝を狙うも残念ながら敗退。サツマカワRPGは凝った展開のコントで審査員を唸らせたものの真輝志に1点差で敗れてしまう。近年は女優としても活躍中の吉住はコントで抜群の演技力を見せつけると3位に滑り込み、ルシファー吉岡がファイナルステージ進出を決めた。

普段はトリオで活動しているトンツカタンお抹茶は、中毒性のあるフレーズの歌ネタで会場を沸かせるも8位となり、街裏ぴんくがファイナルステージに進出。最後はアマチュア初の決勝進出となったどくさいスイッチ企画。細かい展開が冴え渡りスタジオ中を釘付けにするも4位に留まり、吉住が3人目のFinalステージ進出となった。

ファイナルステージの1番手は吉住。吉住演じる狂気の女性キャラに惹き込まれた広瀬は思わず「ああいう女性一番近づいちゃいけませんよね」とコメント。続く街裏ぴんくはまたも“ありえない”エピソードを現実に感じさせる話術でライバルたちを圧倒。最後はルシファー吉岡が隣人とのやりとりをユーモラスに繰り広げるコントで悲願の優勝を狙った。


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