FOLLOW US

UPDATE|2024/04/27

グラビアもできる演歌歌手・望月琉叶「水着になってよかったと今でもしみじみ感じます」

撮影/松山勇樹

元アイドルで、現在は演歌歌手としてお年寄りから子供まで幅広い層に支持される望月琉叶(27歳)。ゲリラ的な配信で知名度を上げるなど、群雄割拠する演歌界の中でも異色の存在であることは間違いないが、中でも目を引くのは「グラビアもできる演歌歌手」というキャッチフレーズだろう。前後編の記事・前編では、水着に懸ける想いやグラビアでの思わぬ反響などを中心に語ってもらった。

【写真】グラビアもできる演歌歌手・望月琉叶の撮り下ろしカット【10点】

 演歌歌手なのに、なぜ水着になる必要があるのか? そのことを説明するには、望月琉叶が所属していたアイドルグループ「民族ハッピー組(加入時は「演歌歌手ルピナス組」名義)時代に話が遡る。民族ハッピー組は、特にグラビア活動に力を入れていたわけではなかった。望月が水着になったのも、まったくの偶然からだったという。

「海外遠征でインドネシアに行くことがあり、そこのホテルにプールがついていたものだから、ほかのメンバーと一緒に水着でワーキャー遊んでいたんです。そのときの写真がSNSに上がると、『めっちゃいいじゃん! るかち、グラビアもイケるかもよ!』とファンの人からのポジティブな意見が届くようになりまして。

もともと私はオタク気質で陰キャな人間。ビキニはもちろんのこと、海とかプールに行くようなタイプでもないんですけど、珍しい機会だからってことで少し弾けちゃったんでしょうね」

 ソロ演歌歌手として出発するにあたって、望月のビジュアルが大きな武器となることは衆目の一致する意見だった。出版社からのオファーが相次いだこともあり、デビューと同時期に『週刊ヤングジャンプ』(集英社)でグラビアデビューを果たすと、翌年にはDVD『初恋歌姫』(竹書房)もリリース。ファン層を一気に拡大させていく。

「抵抗感はまったくなかったですね。逆にそれまでは(セクシー女優の)三上悠亜さんや明日花キララさんのグラビアを見て憧れていたので、率直にうれしい気持ちでした。ファンの人の中には80歳過ぎのおじいちゃんとかもいるんですけど、孫の成長を見守るような感じで私のグラビア活動を応援してくれるんですよ(笑)。

あとはグラビアきっかけで私の存在を知り、コンサートに来てくれるようになった方もいますし。水着になってよかったなと今でもしみじみ感じます」

 2021年にリリースされた配信シングル『チョメリズム』のMVは現在までに67万回再生されているが、スタッフがデータ分析したところ、閲覧者の多くがインドやインドネシアの居住者だったという。『マツケンサンバ』とインド映画をゴッタ煮にしたようなカオス的映像美に加え、水着姿で歌う望月の姿が国境を超えてインパクトを与えたのだろう。

「テレビの歌番組でも水着になったことがあります。そのときは着物で曲を歌い始め、間奏部分で幕が下りている間に水着へ早着替え。バーンと幕が上がった瞬間、水着姿で私が歌い始めているという演出だったんです。おかげさまで反響もすごく大きくて、共演した川中美幸さんも『私も水着になってみた~い』なんて喜んでくれました」
AUTHOR

小野田 衛


RECOMMENDED おすすめの記事