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UPDATE|2024/06/08

写真集クラファンで1千4百万円、“日本一美しいドラマー”大野真依「グラビアで世界が広がった」

大野真依 撮影/たむらとも

今年3月に大阪・福岡のZeppツアーを開催し大盛況を呼んだ、今最も勢いを感じさせるガールズバンド「きみとバンド」。四者四様の個性が光るバンドメンバーの中、ドラマーの大野真依は今、「日本一美しいドラマー」として、バンド活動以外にもグラビアやモデル、女優、インフルエンサーとしてマルチに活躍している。きみとバンドのドラマー、グラビア、この二つの活動について伺いながら、彼女の精力的な活動の根源について迫った。

【写真】“日本一美しいドラマー”大野真依の撮りおろしカット【10点】

──今、大野さんにとって大きな武器であるグラビア活動。始まりは2019年からですよね。

大野 はい。とはいえそのグラビアは、一緒に活動していた子が賞をいただいて、そのバーターとして出していただいただけで(笑)。正直グラビアの知識はなく自分とは遠い世界だと思っていたので、もうこれっきりのお仕事だなとその時は思いました。

──では、今のようにグラビアの道が開くのは何がキッカケだったんでしょう?

大野 2022年に開催したクラウドファンディングを活かして制作した、1st写真集の発売が全てのキッカケになりました。仕事が少ない期間に配信ばかりをやっていて、その中でTikTokの方にも力を入れることにしたんです。最初は普通の自撮りをあげていたんですけどあまり伸びなくて。ファンの方と一緒になって「どうすればバズれるか?」を研究した結果、少しセクシーな投稿が流行っていたので、大人っぽい服装で投稿したところ再生数が増えるようになり、だんだんと“そういうキャラ”が定着し始めました(笑)。

その恩恵で配信を見にくる方も増え続け、そのうち「写真集出さないの?」「グラビアしないの?」という声をいただくようになったんです。どうしようかな、と事務所の方に相談したら、「やってみようか」とクラウドファンディングを始めることになったんです。

──結果、設定目標額の180万円は初日で達成。最終的には833万円、462%という、とてつもない数字を残しました。

大野 これまでもクラファンは私の個展開催や、CD制作のためにやっていたんですけど、どちらも2、300万円くらいの結果だったので、写真集も同じぐらいかな?と考えていたら……正直こんな反響が大きくなるとはびっくりでした。

これまで応援してくれた方々に向けての恩返しの気持ちで作ったので、この作品を機に新たに私を好きになってくれる方もいらしたのにも素直に驚きました。

──そして1st写真集『まいでーと』が完成。ご自身で完成した作品をご覧になった際、どういう感想でした?

大野 正直、自分の身体はグラビア向きだと思ってなくて。グラビア活動されている方に比べて優れたものはないし、グラビアの世界も良く知らないから、出来上がった写真を見ても何が魅力かはわかりませんでした。

ただ、これだけの反響があるということは、私が望まれていることなんだなとは思います。数字として結果がわかったことで「今の私が必要とされているのは、写真に撮られることだ」と、もっとグラビアや撮られる活動を頑張っていこうと前向きになっていきました。

──確かに写真集発売以降、YouTubeチャンネル「まいちゅーぶ」でも、露出を意識した投稿が増えました。魅力はわからないと言いつつですが、客観的にどんなところが多くに届いたと思いますか?

大野 ん~、やっぱりわかりません(笑)。「グラビアやってなさそうな人がやっているのが良い」と思われているのかな? 私が全くグラビアに対して無知で、そうした人が自分なりに考えたてグラビアを頑張っているのを面白がっていただけているのかもしれません。

AUTHOR

田口 俊輔

CREDIT

撮影/たむらとも


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