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UPDATE|2021/05/13

吉川ひなの、壮絶な生い立ちを綴ったエッセイに込めた思い「人生の端から端まで書いた」

発売前に3度の重版が決定した『わたしが幸せになるまで』(幻冬舎) 提供 幻冬舎 撮影 ホシナタカスケ

吉川ひなののエッセイ『わたしが幸せになるまで』(幻冬舎)の刊行記念オンライン記者会見が13日(木)に開催された。

【写真】エッセイ掲載の現在の吉川の撮り下ろしカットと、オンライ記者会見での吉川【11点】

これまで語ることのなかった、壮絶な生い立ちや芸能界での葛藤を綴り、情報解禁後、ネットを中心に大きな反響を呼び、発売前重版も決まった『わたしが幸せになるまで』。

オンライン記者会見に臨んだ吉川は、エッセイに込めた想いを語った。

制作が始まったのは2年前。当初は「私が実践している、ライフスタイルやオーガニックについてや、2人目を自宅出産したこと、独特な子育て法について知ってもらいたい」と思っていたという。

だが、「半分くらい書いてから、私自身の生い立ちや過去を皆さんに知っていただいたほうが良いと思うようになりました。これまで取材を受ける中でも、家族構成や生い立ちについて聞かれる機会はありました。でも、複雑な家庭環境に育ち、芸能のお仕事を始めてからも、両親との問題を解決できていなかったこともあり、曖昧にごまかしてきてしまっていました。なので、私がどのような人間なのか、皆さんにいままで話したことがありませんでした」

「でも、この本の執筆をしているうちに、これまで曖昧にしてきたことも全部聞いてもらいたい、と思える自分になっていた。だから、自然と書くことができました。結果、皆さんに知って頂ける機会がこのような形で実現し、うれしく思います」と製作期間中の自身の心境の変化について語った。

吉川自身が「人生の端から端まで書いてしまったという感じ」と語る本書は、過去の生い立ちだけでなく、夫とのことや普段の生活についても赤裸々に語られていることも特徴だという。

吉川は、「私自身が夫にインタビューして、それを原稿に反映したものもあります。原稿を読んだ夫は、大丈夫?と言っていましたが、それくらい、パートナーシップについても赤裸々に描きました。妊娠中、夫と私がどのような感じで、どう過ごしていたのか。女性の方に読んでいただくのもとても嬉しいけれど、男性の方にも読んで貰えたら嬉しいです」とアピールした。

本書の冒頭に収録されている「人生の豊かさについて」というエッセイを、ウェブ上に限定公開したところ、大きな反響を呼び、予約が殺到。発売日の本日13日までに重版が3度かかり、累計部数も5万5千部となった。会見の最中には、Amazonの書籍の総合ランキングで1位に躍り出る、嬉しいサプライズも。

最後に改めてエッセイに込めた想いを「わたしは今まで、芸能人という職業柄、自分の個性やインパクトは作らなくちゃいけないけど、全部本当のことは言わず、波風を立ててしまう恐れがあることは、それがどんなに自分のこだわりの部分であっても曖昧にしておく癖がついていました。

でも、わたし自身がありのままの自分を受け入れられるようになり、波風を立てないことよりも、本当の自分を優先させられるようになりました。

これからのわたしの発信が表面的なものにならないように、このタイミングで、自分の言葉で語ったこの本を通して、改めて本当のわたしを知ってもらえる機会があったことをとても嬉しく思っています」と語った吉川。本書はまだまだ話題を呼びそうだ。

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