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UPDATE|2021/08/29

SNSで話題のドラマ『准教授・高槻彰良の推察』、出演女優たちの名シーンを振り返る

東海テレビ・フジ系「准教授・高槻彰良の推察」(左)生方瑠衣子(岡田結実)、(右上段)平原まりか(志田未来)、山崎綾音(山田杏奈)、山崎琴子(金澤美穂) (右下段)鬼頭実和子(奥村佳恵)、藤谷更紗(市川由衣)、宮原晴子(馬渕英里何)


第2話ゲストは山田杏奈と金沢美穂。姉妹役として「わら人形の呪い」にかけられた妹と、妹を守ろうとする姉の姉妹役として出演。この話では衝撃的なラストが視聴者を待ち受けていた。事件解決と思いきや両者の声が歪み、嘘を吐きあったままエンディングを迎えたのだ。あのエンディングこそが見どころだろうと思ったのだが、番組Pはそれぞれ別のシーンをピックアップした。

「山田さん演じる大学陸上部の期待の新人・綾音は実は自作自演で怪異を引き起こしていたんです。そんな山田さんのベストシーンは第2話冒頭のグラウンドを走っている場面。状況説明として陸上選手である綾音が練習で走っている描写なのですが、その表情がすでに深い悩み、葛藤を感じさせていたのは山田さんの感受性あればこそかなと。あの顔を見せられたら監督もプロデューサーも惚れますね。姉の琴子を演じた金澤さんも最初に主人公に相談に来るシーンがすごかった。妹を心配して相談に来るのですが、一瞬、ココアを飲みながらものすごく意味深な表情を浮かべられたんです。あの顔一つでこの人にも何かある、と感じさせるのはさすがの一言です」

第3話のゲストは、鬼伝説が残る村の住人・鬼頭(久保酎吉)とその息子の妻・実和子(奥村佳恵)。今回は女優にスポットを当てているので、奥村のシーンだけプレイバックしてほしいと番組Pに無理なお願いをしてみた。

「第3話は原作にもある鬼の伝承が残る村での悲しい事件を描いたストーリーなんです。鬼の骸骨が見つかったと思いきやそれは江戸時代の人の骨で、それがきっかけで裏にあるもうひとつの死が浮かび上がってくる。そんなストーリーの中、奥村さん演じる実和子は幼子を抱えて村に住む普通の女性。の、はずなんですけど、最初の登場から不穏な空気感をまとって演技をしてくれました。『絶対この人、怪しいぞ』って(笑)。なのに、ラストで主人公が真実を解明した時に、一気に感情を爆発させて思いを吐き出したシーンがもう人の弱さとかやさしさとか全部を表現していて……最後の涙はずるい。あれを見せるためにずっと怪しくしていたとしたら計算がすごすぎます。あと、やっぱり久保さんのベストシーンもいいですか? 途中で洞窟の中で慟哭する久保さんは圧巻でした。編集を担当しているスタッフがわざわざ『鳥肌たちました』と言いに来たくらいですから」


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