──会場となる武道館はモーニング娘。にとって非常に縁が深く、特に10期のお2人にとってはデビューの場所でもあります。この武道館という場所についての想いや、思い出がありましたらぜひ教えてください。
佐藤 私、ライブでは、メンバーもスタッフさんもファンの方も、近くにいてほしい人間なんです。だけどお披露目の日はすごく緊張しちゃっていて。亜佑美も、はるなん（飯窪春菜）も、どぅー（工藤遥）も緊張していたとは思いますが、みんな日本語は理解していたわけですよ。私は「佐藤優樹です」という自己紹介も上手く言えないぐらい日本語が上手じゃないので、話すときにすごく緊張しちゃって。けど、武道館って中が丸い形をしていますよね。確かに広い会場なんですけど、その丸みが私の緊張感を包み込んでくれたような気がして。しかも丸いから、メンバーも、スタッフさんもすぐ視界に入ってくるので、すごく安心できたんです。だから私的に武道館は、みんなを傍に感じられ、みんなを丸く包み込んでくれる場所だと思っていて。……そう、餃子の中身的！ 小籠包の中身的!! お肉も肉汁もギュッと詰まっている感じが武道館。あの武道館の丸い形に包まれる安心感。色々な美味しさが詰まっているのも、中身が熱々なのも一緒。これ、言いたいことわかる!?
石田 いやぁ～、上手いこと言っているなあって思って、妙に微笑ましくなった（笑）。
北川 この例え方、もっと学んでいきたいと思います（笑）。
石田 いやいや、そういうところは学ばなくていいから（爆笑）!!
佐藤 アハハハハ！
──ベストな例えが出た次に話すのは大変だと思いますが、石田さんにとっての武道館の印象は？
石田 日本武道館でコンサートに立たせていただくときって、ツアーファイナルのようにその時々の集大成をお見せする形が多くて。私としては武道館でのライブと聞くとさらに気合が入るんですよ。それに加え、回を重ねていくと段々「あの辺りはメンバーのゾーンだ」とか、「あそこにいるのは家族だな」というのがわかるんですよ。距離の近さゆえに1人ひとり誰がどこにいてどんな顔をしているのか、というのがすごくわかる。
