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UPDATE|2022/04/13

大食い女王アンジェラ佐藤が語る恋愛トラウマ「“大食い”と“モテ”は共存できない」

アンジェラ佐藤



──決勝はラーメン対決でしたよね。

アンジェラ 私、ラーメンは大好きなんですけど、大食いの対象としては苦手なんです。熱い麺を一気に飲み込むと、なぜかしゃっくりが出てきてしまうので。でもそんなくだらない理由で負けたくはないから、耳をふさいだり、呼吸を整えて精神統一したり、死に物狂いでしゃっくりを止めまして。その時点で巻かれていたんですけど、玉砕覚悟で一気にガーっと食べました。そのとき頭に浮かんだのは、優勝賞金が100万円で2位が20万円だということ。80万円の差は大きいから、もう必死でしたね。

──2014年『国別対抗!大食い世界一決定戦』における(米)モリー・スカイラー選手との熱戦も忘れられません。

アンジェラ あのときはプレッシャーが尋常じゃなかったです。なぜかリーダーに選ばれてしまったことで、みんなの期待を裏切っちゃいけないと精神的に追い詰められたんです。戦った相手のモーリーは最初から強いとわかっていたつもりだけど、まさかここまで力の差があったのかと打ちのめされました。

惨敗した悔しさと周囲からのプレッシャーによって、思わず大号泣してしまったんですけどね。モーリーはレベルが違いました。『ドラゴンボール』で言ったら、「子供の頃の悟空がクリリンの敵を討つためにピッコロを倒す」くらいの気持ちでいたんですけど、実際に現れたのは魔人ブウみたいな相手で「あ、無理だ」みたいな。……ごめんなさい、『ドラゴンボール』を知らない人には意味不明だったかもしれないですね(笑)。(後編へつづく)

【後編はこちら】大食い女王アンジェラ佐藤が明かす食生活の苦労「食べすぎて出禁になった店が11軒」
AUTHOR

小野田 衛


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