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UPDATE|2022/04/21

瀬戸内寂聴がモデル・映画『あちらにいる鬼』のキャストが解禁、寺島しのぶ、豊川悦司、広末涼子

映画『あちらにいる鬼』(C)2022「あちらにいる鬼」製作委員会

寺島しのぶ、豊川悦司が、2022年11月に全国公開する映画『あちらにいる鬼』にダブル主演する。また、共演に広末涼子を迎え、監督は廣木隆一、脚本は荒井晴彦が務める。

【写真】映画『あちらにいる鬼』出演・寺島しのぶ、豊川悦司、広末涼子

本映画の原作は作家・井上荒野による、父である作家・井上光晴と母、そして昨年11月に死去した瀬戸内寂聴をモデルに男女3人の「特別な関係」を描いた傑作小説『あちらにいる鬼』。

長年にわたり男女の仲だった瀬戸内寂聴の関係をモデルに、二人の女性の視点から、彼女たちの長きにわたる関係と心模様の変化を深く掘り下げ大きな反響を呼んだ。

W主演をつとめるのは、寺島しのぶと豊川悦司。寺島が演じるのは、瀬戸内寂聴をモデルにした人気作家・長内みはる。豊川が演じるのは井上光晴をモデルとした作家・白木篤郎。共演の広末涼子が篤郎の妻・笙子を演じる。

監督は廣木隆一、脚本は荒井晴彦。寺島と豊川は廣木監督・荒井脚本の『やわらかい生活』(06)で初共演を果たして以降『愛の流刑地』(07)、『劇場版 アーヤと魔女』(21)など何度も共演している。尚、生前、本映画化の報を聞いた寂聴はとても楽しみにしていたという。

▽寺島しのぶコメント
何度も撮影が延長され半ば諦めかけていたのですがやっとインできそうです。そうこうしているうちに私の歳も寂聴さんが得度式をされた歳と同じになりました。井上荒野様からも心強いお手紙をいただきました。これを宝物に最も信頼している荒井晴彦さんや廣木監督とまた作品作りができること、豊川さんとまたお芝居できることに胸が弾み広末さんとも不思議な関係性が築けそうです。今から崖の下をチラチラ見ては躊躇して、いずれ捨て身で飛び込もうとしている自分を鼓舞している毎日です。

▽豊川悦司コメント
男にも女にも家庭があって、それでも磁石のように惹きつけあって、どうしようもなく、あがくすべもなく、ただ相手を見据えて、しがみついていく二人。しがみつく二人にしがみつく家族。スキャンダルという理由は、彼らが文化人であったというだけのこと。寺島しのぶと、男と女、それだけを演じてみたい。

▽広末涼子コメント
とても大人な台本に、果たして私がついて行けるか?未だ不安なまま撮影開始となりそうですが、間違いなく魅力的な寺島さんと豊川さんの御姿がおのずと私をも導いてくださる予感がしております。撮影の日を楽しみに精一杯頑張ります。よろしくお願いいたします。

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