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UPDATE|2022/05/04

5カ国にルーツ『ViVi』モデル嵐莉菜「日本生まれで日本育ち、でも自分は日本人と言っていいのかな」

嵐莉菜 撮影/山田健史


──複雑な問題も多く描かれる今作から、嵐さんはどんなことを学びましたか?

嵐 私もこの作品の前はクルドの方たちのことは知らなかったので、調べました。クルドだけじゃなくて、他の民族の方でも日本で難民申請をしている方々はいると思うんです。私たちがどうにかすることは難しいかもしれないけど、そういう方々がいるということを知ることがすごく大切なのではないかなと思います。ベルリンではすごく良い評価をいただいた作品ですが、日本ではどう評価してもらえるのか、すごく気になりますね。感想を早く聞きたいです。

──今後は演技のお仕事も増やしていきたい思いですか?

嵐 今回の撮影が終わってから、他のドラマや映画を見ていて「私も演技したいな」とすごく思うようになったんです。作品への見方も変わって、演技により注目するようにもなりました。演技することの魅力を、この作品を通して最大限に感じたので、機会をいただけるのであれば、今回のような現実的な話だけでなく、非現実的なアニメや漫画の実写など、自分が普段なれないようなものになれる作品にも挑戦してみたいなと憧れはあります。「自分じゃない人になれる」のって、演技だけだと思うんですよ。そういうことにすごく魅力を感じたので「自分じゃない人」になってみたいですね。

──ありがとうございます。では最後に改めて、この作品を楽しみにしている方に向けてメッセージをお願いします。

嵐 この映画は社会問題を描いていますが、その中に青春だったり恋愛だったり、家族との微笑ましい時間だったりと、色々な感情が出てくる映画となっています。身近に起こる出来事が描かれていたりもするので、年齢、性別、国籍問わず色々な方にぜひ観ていただきたいです!
AUTHOR

山田 健史


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