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UPDATE|2022/10/08

松本まりか、大地真央と阿吽の呼吸「何でもぶった斬ってください」

松本まりか 撮影/西邑泰和



いづみと自分に似ているところは、おとなしめに見えて、ハルコさんのような人と出会って、「この人には何かある」「自分にとってプラスになる」と思うと、素直に乗っかるところ。私も、「この人、興味がある!」と思ったら、乗っかるタイプなんですけど、私はいづみに比べて、もうちょっとアバンギャルド(笑)。たとえばハルコさんが言いすぎちゃった時に、いづみならたしなめますけど、私だったら「もっと言って!」と煽っちゃいます。

また、いづみは男性に惚れやすいのでびっくりしちゃうんですけど、私はあんなに簡単に男性を信じないです(笑)。そこは全く違いますね。それに好きな人と仲良くなりたいと思っても、意外と行けないタイプで。実際に会える距離にいるのに、絶対に会わなかったりします。ただLINEの交換はたまにして、それだけでキュンとするんです。

いづみは、ハルコさんに声をいじられたり、「ガリガリで貧相」と罵られたりしますが、それって私自身に対するいじりでもあるんですけど、めっちゃ面白いんです(笑)。監督が言ってたんですけど、いづみをぶった切ると、視聴者の方がすごく喜ぶらしいんです。爽快みたいなんですよね。私が斬られることで、このドラマが面白くなるんだったら、何でもぶった斬ってくださいという気持ちが一番です。

今回の舞台となった岐阜は、過去に一度だけ行ったことがあったんですけど、知らないことが多くて。今回のドラマは1話1話で、岐阜の歴史や文化にスポットライトを当てて描いているんです。それによって伝統文化に興味を持ちましたし、すごく素敵な場所だなと思いました。ご飯も美味しいですし、自然もありますし、岐阜の良さをすごく感じることができたんです。いわばご当地ドラマ的な側面もあるんですよね。今回はご当地メシ以外にも、スイーツにこだわっていまして、個人的に「玉井屋本舗」さんの「下剋上鮎」が美味しかったです。ご飯だと「食堂 まるもと」さんという和食屋さんのランチに感動して、お弁当を大地さんにプレゼントしたら、それがスタッフさんのお弁当にもなりました。長期間に渡って岐阜に滞在して、地方ロケの良さを堪能しています。素敵な温泉宿にも泊まらせていただいて、都会暮らしで生まれた雑念もなくなりました(笑)。

言いたいことがなかなか言いにくい世の中ですけど、スカッと爽快に、ハルコさんの「ごもっとも」と思える意見を聞ける今どき貴重なドラマなので、土曜の夜にすっとした気持ちになっていただけたらうれしいです。


スタイリスト:尾花幸恵 
ヘアメイク:荒川瑠美
持ち道具:谷口真梨

ブラウス/RE SYU RYU
パンツ/mite

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AUTHOR

猪口 貴裕


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