──これだけ素晴らしいプロモーションだと、レースクイーンを始める前からスカウトを受けることも多かったんじゃないですか?
春名 なぜか18歳の時によくスカウトされました。当時は本当に地味で、イモっぽい格好をしてたんですけど、逆にそれが良かったんですかね(笑)。専門学校に通っていた頃は、かなり派手になっていたんですけど、むしろ声をかけられなくなりました。
──どうしてレースクイーンになろうと決断できたのでしょうか。
春名 身長が高いから向いてるかなと思ったのと、今しかできない仕事じゃないですか。友達もやってみたらと言ってくれてるし、1回挑戦してみようと。駄目だったら違うことをやればいいかなぐらいの軽い気持ちでした。
──露出度の高い格好で人前に出ることに抵抗はなかったんですか?
春名 最初はありました。戸惑いもあったんですけど、やっていくうちに慣れていくものなんです。ただ体力がないのと、日焼けが嫌い、寒さも苦手だから、今振り返ってみると向いてなかったかもしれないです(笑)。それにSUPER GTのレースクイーンになれたタイミングで、コロナになっちゃって……。ついてないなと思って、すごく落ち込みました。ただレースクイーンと並行して、グラビアもやっていたので、気持ちを入れ替えてグラビアアイドルに転身しました。適応能力があったのか、グラビアはすぐに慣れました。
──レースクイーン時代に1stイメージDVDを出していますよね。
春名 表情も乏しかったですし、演技も全くできないから、セリフが本当に下手くそで。レビューを見たら酷評されていて。「頑張ってやってるのに!」って悔しかったです。
──意外と負けず嫌いですか?
春名 負けず嫌いというか、反骨精神はあるのかな。嫌な思いや悔しい思いをすると、見返したいって思っちゃう。『ミスヤングチャンピオン2020』にエントリーした時も、競い合うのはしんどかったんですけど、わりと好きだったと思います。