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UPDATE|2022/12/18

早見沙織、水樹奈々、花澤香菜…今“トップ声優”のラジオ番組が面白い理由

明治 presents 花澤香菜のひとりでできるかな?(文化放送)



続いて紹介するのは、水樹奈々。紅白歌合戦6回出場、日本武道館7DAYSライブ開催など…声優アーティストの歴史を塗り替え続けているトップ声優アーティスト。そんな水樹は、文化放送で『水樹奈々 スマイルギャング』に出演中。2002年に始まり、放送回数も1000回を超える長寿&人気番組だが、もう1本、TOKYO FMでもレギュラー番組を持っている。

それが『水樹奈々のMの世界』。こちらも、2008年スタートで現在も続く人気番組だ。最初の2クールで一度終了し、その後、特番枠や深夜枠での復活、さらには、放送曜日や時間移動を繰り返したのち、現在は、月曜21時という時間帯に落ち着いている。

スタート当初は、水樹がFMラジオパーソナリティとして、MUSICの世界、MOVIEの世界、MANGAの世界といった形で、Mから始まる色々なカルチャーを掘っていくといったコンセプトだったと記憶しているが、今となっては、ノリは完全にAM。リスナーのちょっとエッチな体験談を「キャノンボール水樹」というキャラに扮した水樹がハイテンションで紹介していくという「ミズガメッシュナイト」という21時台にしては攻め過ぎたコーナーも印象的だ。また、コロナ前の企画にはなるが、水樹がスタジオ内で恵方巻きを作ったり、かき氷を作ったりする料理企画も定番だった。

そんなAMノリ的な企画を行う一方で、貴重なゲスト回があるのも、この番組の魅力だ。ゲストは、交流のある声優が中心で、過去には野沢雅子も登場しているのだが、声優のみならず、スガシカオや武田真治といったライブやミュージカルで共演したアーティストゲストが多数登場しているのも水樹ならでは。AMとFMの両方で長寿番組を持つ水樹だが、来年1月には、さいたまスーパーアリーナ2DAYS公演を開催予定。トップ・オブ・トップ声優アーティストはまだまだ健在である。

AUTHOR

南 喜一


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