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UPDATE|2023/01/04

芸能人同士が結婚生活『わた婚』プロデューサーに聞く、結婚モキュメンタリー番組の裏側

(C)AbemaTV, Inc.

芸能人同士が期間限定の夫婦となり、結婚生活を送る結婚モキュメンタリー番組『私たち結婚しました』シリーズ(ABEMA)。韓国の国民的大ヒット番組を日本版にリメイクした同番組は、「もしも、あの芸能人たちが結婚したら…!?」というテーマのもと、夫婦となった芸能人同士の結婚生活が描かれている。

【写真】キスシーンも話題になった久保田悠来&貴島明日香ペア、瀬戸利樹&紺野彩夏ペア【7点】

シリーズ最新作『私たち結婚しました 4』(ABEMA)にて夫婦となったのは、久保田悠来(41)&貴島明日香(26)ペア、瀬戸利樹(27)&紺野彩夏(23)ペアの2組だ。2022年11月4日に放送が開始され、第1話のリアルタイム視聴者数は、シリーズ過去最多を突破するほどの人気ぶり。「『わた婚』を観てると癒される」「胸キュンが止まらない」など、数多くの視聴者を虜にしている。

同番組のほか、ABEMAの人気恋愛番組『今日、好きになりました。』シリーズなども担当しているのがマーケティングプロデューサーの吉澤美玖氏。若者の恋愛離れなども囁かれる今、リアルとフィクションの絶妙なバランスの“モキュメンタリ―”で視聴者を魅了する番組を手掛ける吉澤氏に、令和の恋愛番組の作り方と、いま支持される理想の夫婦像を聞いた。

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元々、同番組は韓国で2008年から約9年間レギュラー放送された国民的大ヒット番組『私たち結婚しました』の日本版リメイク。シーズン1は2021年に放送された。

「シーズン1が放送される以前のABEMAは、10代の若者が主なターゲットの恋愛番組を多く手掛けていました。そこから “ターゲット層をもっと広げよう”と模索している最中で、韓国で放送されている『私たち結婚しました(通称:わた婚)』の日本版制作が候補に上がりました。疑似ではあるものの、『芸能人の結婚生活』という、が20~30代女性に興味を持っていただけるテーマで、恋愛番組を多数手掛けてきたABEMAの強みが活かせるのでは?というのが制作のきっかけです」

その後、現在放送中のものも含め4シーズンに、野村周平&さとうほなみと白洲迅&堀田茜(シーズン1)、浅香航大&トリンドル玲奈と塩野暎久&足立梨花(シーズン2)、佐野岳&島崎遥香と中田圭祐&川島海荷(シーズン3)など、様々な芸能人が期間限定の夫婦として結婚生活を送ってきた。吉澤氏によれば、出演者を検討する際は、あえて“理想とされる夫婦像”に縛られないように意識しているのだという。

「年の差婚とか交際0日婚とか、現代の結婚の形って多様化していると思うんです。“夫婦とはこういうものだ”みたいな固定概念や常識がなくなり、いろんな夫婦の形がある。形はいろいろありながら、相手に寄り添う気持ち、味方でいてくれる存在というのが変わらぬ夫婦の良さであり、それぞれの夫婦の色が出てくる部分だと思うので、そういった部分を大事にするようにしています」

シーズン4で夫婦生活を送っている久保田悠来&貴島明日香夫婦は、41歳と26歳で、15歳の年の差が特徴的な夫婦だ。年齢を変えることで決まった形に縛られない“新しい夫婦像”を伝えたかったと語る。結婚=20代~30代というイメージの払拭を狙ったのだ。

シーズン4ではタキシードとドレスを着た2人が結婚式で出会うところからスタートした。プロポーズ、夫婦の誓いをすませて一緒に暮らす新居へ。2人の距離を近づけるための様々な“ラブミッション”も用意されいる。だがそこでの2人のリアクションや抱く感情は筋書きがあるわけではなく、その絶妙なバランスが視聴者を魅了している。

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