ホスト発アイドル、というキャッチーな肩書きはファミリー層や若いファン層には間違いなく敬遠されるだろうし、メンバーもその壁を感じている。だからこそ、アイドルとして唯一無二の存在にならなくてはいけないのだ。
リーダーのKEITYは『ホストクラブから前例のない結果を残し、歴史に名を刻みたい。明確な目標はないけれど、強いていえば自分たちが目標とされる存在になりたい』と語る。
さらなる高みを目指す、という共通項があるため、その向こう側に世界進出を夢見るメンバーも多い。
たしかに海外で成功して凱旋帰国、というルートをたどれば懸案であるファミリー層や若年層にも抵抗なく受け入れられるだろうし、とてつもない高みに到達することも可能。韓国の有名プロデューサーが手掛けた楽曲は、世界に通用するパスポートにもなるだろう。
歌舞伎町から、世界へ。
アンダーグラウンドから、未来の光へ。
ようやく閉塞した状況から抜け出そうとしているエンターテインメント業界で、次なる時代を切り拓いてくれるのは、これまでのアイドル業界の常識に囚われず、それでいてハングリー精神旺盛なKG9のような存在なのかもしれない。
もともとアイドルだって、絶対的な市民権を得ていたのかといえば、けっしてそうではなく、偏見のまなざしで見られた時代もたしかにあった。偏見を打ち負かしたときに生じるパワーは絶大だ。日常が戻ってきた令和のアイドル業界は、きっと、ここからが面白い!
なお、11人体制で活動してきたKG9だが、結成時の目標であった『メジャーデビュー』『オリコントップテン入り』をクリアしたことを受け、4人が卒業を決意(今後はホストとして、新たな夢を追い求めていくとのこと)。他にもグループ加入を希望するホストが多数いるため、追加メンバーを選ぶオーディションが行われ、3月1日に公式ファンクラブと公式Instagramにて詳細が発表される。
さらに3月12日には彼らの本拠地である歌舞伎町のホストクラブでホワイトデーイベントの開催が決定。日曜日のお昼なので、超・健全なノンアルコール開催になる、とのこと。これまた新たな試み、である。そして、その席上で『アイドル活動に関する、かなり嬉しい重大発表』があるらしい。春に向けて仕掛けが加速するKG9の動向に注目!