FOLLOW US

UPDATE|2023/05/29

名作の差別表現はどこまで修正? EXITが持論を展開「使わなくなった経緯を学ぶことも1つの教育」

(C)AbemaTV,Inc.

平日夜9時より生放送されているニュース番組『ABEMA Prime』の25日(木)の放送回では、年間1300万円分のポイントを稼ぎ“ポイ活”で生活を送る人をゲストに迎え、“タダの価値”について議論した。

【写真】“0円生活”の徹底ぶりを話したEXIT兼近、ほか番組カット【5点】

番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。は「“タダ”と言えば、兼近くんの“奢られ癖”が治らない。稼いでいるのに奢られようとするので、『それやめない?』っていつも言っている」とチクリ。EXITの兼近大樹は「奢りだと何を食っても美味い(笑)。いろんな先輩についていって『今日もイイっすか?』って。奢ってもらうのにも、話術と技術が必要。いかに相手を気持ち良くさせて、お金を出してもらえるかが大事です」と相方のお願いをスルー。

これにりんたろー。は「全然、話術じゃない。『おいっすー!お願いしやす!』しか言ってないじゃん」とツッコミを入れました。この話を受けて、進行を務めるテレビ朝日の平石直之アナウンサーは「相手が兼近さんだったら、奢る側も気持ちよく奢れそうですよね」とコメントすると、りんたろー。は「実際に奢る側はそうみたいなんですよ。全く理解できないけど、『兼近さんに奢れて幸せなんです』と話す人もいる」とため息をついた。

兼近は「ほぼ貰い物で生きているから、自分でモノを買うことがほぼない。アプリゲームも、“無料ガチャ”しかやらない」と“0円生活”の徹底ぶりを話した。

また番組では、名作の差別表現を修正し、元の物語とは違う形で再出版する動きが広がっていることを紹介し、修正や配慮の必要性について考えた。りんたろー。は「『この言葉はもう使っちゃダメ!』と炎上しているのを見かけるけど、差別的な発言があった事実や、使わなくなった経緯を学ぶことも1つの教育だと思う」とコメント。

兼近は「歴史の改ざんに近い。“こんな時代があった”と学べる場所がなくなってしまうことは、僕はすごく危険だと感じる」とした上で、「過去のバラエティ番組でも同じで、『こんなに危ないことを昔はやっていた!』と批判する人が多いけど、『かつてこんな被害があったから、今の時代はやらないようにしよう』という話をすべき。綺麗な物事だけを見せられて、その背景を深く考えられない人が増えてしまわないか不安」と警鐘を鳴らした。

さらに、「僕らの漫才でも、時代の変化でできなくなったネタがある」と明かした上で、「『“クマのうた”を歌います!』とボケたら、視聴者から『クマが人を襲う事件が多いのに、ふざけるな』と怒られた。そんなことを言うなら、クマのキャラクターのアニメを流す時に『本物のクマは危ないです』と注意書きを入れるのか?“潔癖社会”になってきたように感じる」と持論を展開した。

【あわせて読む】山崎怜奈が考える“ファンとの健全な距離感”「『見かけても声を掛けないで』と常々伝えている」

RECOMMENDED おすすめの記事