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UPDATE|2023/06/21

岡崎体育、セカオワ・Fukase、King Gnu・井口…俳優として才能を開花させたアーティスト

映画『キャラクター』本ポスタービジュアル (C)2021映画「キャラクター」製作委員会

時にミュージシャンが演技の世界に足を踏み入れ、独特な存在感と演技力で視聴者を魅了することがある。例えばNHK大河ドラマ『龍馬伝』で主役を務めた福山雅治をはじめ、名バイプレーヤーとして映画にも引っ張りだこのウルフルズ・トータス松本や及川光博といった面々はその好例とも言えるだろう。

【関連写真】岡崎体育も出演、『どうする家康』21回場面カット

そして近年でも“音楽”というジャンルを飛び越え、演技力で魅せるアーティストが増えてきている。今回は特に注目すべき3名のアーティストをピックアップし、彼らの俳優としての活動ぶりを紹介しよう。

まず一人目は、シンガーソングライターの岡崎体育だ。ユニークな音楽やアイデアの効いたミュージックビデオ、クスリとさせるパフォーマンスなどで知られている彼だが、近頃は俳優としての才能も発揮している。

なかでも最近注目を集めたのが、NHK大河ドラマ『どうする家康』の奥平家臣・鳥居強右衛門役。同作で彼は絶体絶命の長篠城を救うため、約50km先にある岡崎城へ援軍を要請しに行く、いわば戦国版“走れメロス”を演じていた。

大河デビューにして一夜限りの出演だったが、彼の名演技は当日のTwitterでトレンドを飾るほど大きな話題に。特にクライマックスのシーンで、「徳川様はすぐに参らっせるぞ! 織田様の大軍勢と一緒じゃ!」「皆の衆、まあちいとの辛抱じゃ! 持ちこたえろ! 持ちこたえるんじゃ!」と懸命に声を張り上げる姿には、多くの人が心打たれたのではないだろうか。

また岡崎体育は、阿部寛主演の日曜劇場『DCU』(TBS系)や、綾野剛と星野源がW主演を務めた金曜ドラマ『MIU404』(TBS系)などにも出演したことが。いずれも演技力は好評を得ており、バイプレーヤーとしての地位を確立しつつある。

ちなみに自身初のドラマ出演作品であるNHK連続テレビ小説『まんぷく』でも、岡崎体育のコメディ・リリーフ的な演技が光っていた。彼は作中で大阪なまりの日本語を話す日系人を演じていたのだが、その役への起用は思いもよらない理由だったとか。

元々岡崎は「英語風に聞こえる日本語の曲」などを歌っていたため、それを聴いたキャスティングの人が本当に英語を喋れるのだと勘違いしたところから役が決まったらしい。この話は以前放送された『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で岡崎本人の口から語られており、ドラマはスピードラーニングで乗り切ったと話していた。まさか楽曲のちょっとした遊び心が朝ドラに繋がるとは……。


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