山田孝之の姉で女優の椿かおりの主演映画『identità （イデンティタ）』の製作が決定した。椿は、今年6月末〜7月頭に開催されたゆうばり国際ファンタスティック映画祭にてグランプリを獲得した映画『宙』で主演女優も務めている。
【写真】物憂げな表情を見せる椿かおり【2点】本作『identità （イデンティタ）』はある女性（椿）が、ベネチアの仮面店にふと立ち寄ったことをきっかけに世界観ががらっと変わってしまうダークファンタジー。2023年6月にイタリアで撮影を開始し、ベネチアを中心に、スイス、バチカン市国と3カ国8都市を舞台に撮影を敢行。
昨今話題が高まっているAI・ChatGPTが脚本を執筆し、全編iphoneによる撮影という実験的な映画となっている。監督を務めるのは2018年の大ヒット映画『カメラを止めるな！』で撮影を務めた曽根剛。2023年内の公開を予定している。
▼椿かおり コメント
各都市を周ることでロードムービーを体験しているような撮影でした。メインのロケ地であり、物語のキーでもあるベネチアは水の都であると同時に仮面の街でもあったので、ただ美しいだけではない、不思議な世界観を作り出せたのではないかと思います。ようやく海外渡航が気軽にできるようになったので、本作を見た方がぜひ旅に出たくなるような作品になればと思います。
▼監督 コメント
制作にあたって、とても実験的な要素が大きい映画で、3つのチャレンジがありました。海外複数都市を移動しながらの撮影、全編iphoneによる撮影、AI・ChatGPTによる執筆。特にAIは革命的で、画像生成、動画制作とあわせて活用することで今後の映画制作の方法を劇的に変えるものだと確信に至りました。これらの実験要素を通じて、本作が今日性のある作品になればと思います。
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