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UPDATE|2023/09/05

高嶺のなでしこ、1周年ライブでメジャーデビュー発表、 新曲やカバーも飛び出したサプライズ満載のメモリアルライブに

Photo by 林晋介

クリエイターユニットHoneyWorksがサウンドプロデュースを務める10人組アイドルグループ・高嶺のなでしこが、この冬、メジャーデビューすることが明らかになった。9月3日(日)、東京・豊洲PITで行われたグループ結成1周年ライブの終盤、メンバーにも事前に知らされていない状態でサプライズ発表された形だ。今回は、代表曲や人気曲から新曲、さらには、今年対バンツアーで共演したアイドルグループのカバー曲も盛り込んだ記念すべき1周年ライブの模様をレポートする。

【あわせて読む】高嶺のなでしこ結成1周年ライブ写真【14点】

高嶺のなでしこ(通称:たかねこ)は、「JDOL AUDITION supported by TIF」の最終合格者7名と2022年5月に活動を終了したラストアイドルの元メンバー3名(松本ももな・籾山ひめり・橋本桃呼)の合計10名によって、2022年8月に結成されたアイドルグループ。結成1周年を記念した今回のライブは『高嶺のなでしこ1周年記念ライブ ~美しく生きろ~』というタイトルで開催された。

豊洲PITの入り口周辺やロビーフロアには、1周年をお祝いすべく、他のアイドルグループからのスタンド花やファン有志達によるデコレーションされたスタンド花が並び、会場全体にお祝いムードが漂っていた。

18時を過ぎ、特徴的な三拍子の『OVERTURE』が流れ出すと、会場からは自然と手拍子が鳴り響く。モニターには、過去のMUSIC VIDEOのダイジェストが次々と映し出されて、手拍子を打つファンの気持ちが高まってゆく中、メンバー全員が登場すると、1stシングル『アンチファン』でライブがスタート。1曲目から全力のコールが沸き起こり、十色のメンバーカラーのペンライトが揺れる。

続いて、monaの『誇り高きアイドル』、CHiCO with HoneyWorksの『乙女どもよ。』と、HoneyWorksが世に送り出してきた人気曲が続く。冒頭にこの3曲を持ってきたあたりに、たかねこのアイドル2年目としての矜持というか、このライブにかける強い思いが感じられた。気合いや熱量が存分に伝わってくる頭3曲のパフォーマンスに触れて、「今日のライブは特別なものになる」と確信したファンも多かったのではないだろうか。

ここで、最初のMCパートへ。自己紹介後、松本が「10人揃って、そして、ファンのみんなと1周年をお祝い出来てとても嬉しい。盛り上がる準備はできていますか?」と客席を煽ると、ファンも大歓声でそれに応える。そして、メンバーが1人ずつ、ファンへの感謝の気持ちを伝えるという企画コーナーへ。メンバーが挨拶している時、会場が都度、そのメンバーカラーに染まる様子がとても印象的だった。

メンバー全員の衣装チェンジが終わると、次のブロックへと突入。このブロックでは10人がバラバラの衣装を身に纏い、『ユメムスビ』からスタートした。客席内を練り歩きながらのパフォーマンスで、ファンのボルテージが一気に高まったところで、先日、たかねこのYouTubeチャンネルで1000万回再生を突破したばかりの超人気曲『可愛くてごめん』へと続く。

さらに、松本の歌い出しとセンターでのパフォーマンスが印象的な『女の子は強い』、そして、『男の子の目的は何?』を披露。『男の子の目的は何?』では、「だから大好き」という歌詞で歌い終わると、ファンも大声で「俺もー!」と応え、会場に一体感が生まれる。まさに、たかねこを代表する可愛い楽曲達をギュッと詰め込んだブロックとなった。
AUTHOR

南 喜一


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